今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:2,708 hit
小|中|大
大空302 ページ11
NOside
カエデの掌から放たれた巨大な炎がゼレフを飲み込んだ。
掛け値なしの全力で放った炎をまともにくらって吹き飛ばされながら崩れ落ちるゼレフ……
「はあっ!はあっ!!」
だがカエデの表情は優れない。何故なら……
「もの凄い破壊力だね」
「くっ!」
立ち上がったゼレフの体の傷が瞬く間に癒えていくのだった。
こんな光景が既に何度も繰り返されていた。
「どうやら君でも僕を殺せないようだね、それに大分疲れているようだけど?」
「これが……不死の力……」
「でも想像以上の力だよ……はっきり言ってネロを超える者がいるとは思わなかったよ」
ゼレフの造り出した閉鎖空間に連れて来られたカエデはゼレフと戦い始めた。
序盤はカエデが圧倒していたかと思いきやゼレフはどんなに攻撃を与えてもすぐに復活してしまう……
ただでさえ今日は魔障粒子に侵された人々の治療で炎をかなり消費している上にそのまま突入したタルタロスでの戦いと何度も復活するゼレフとの戦いでカエデの炎は底を尽きかけていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ