虹空241 ページ41
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チェッカーフェイスの断りの言葉に私は声を上げました
「いいえ、お願いすべきです!!」
「ヨミ!!」
「この人達の復讐はあなたから7³の権利を奪った時点で終わるのです。チェッカーフェイス、あなたにとってはこれ以上の屈辱はないのですから。
そして、あなたへの復讐心がなくなった時この人達はアルコバレーノという犠牲者をこれ以上出さないために自らの未来を捧げると言っているのです。
これ以上嬉しいことはないです。あなたの命も永遠には続かないのだからチェッカーフェイス………」
「流石だ。見えるのだな、セピラの子孫よ。未来における7³の健在が」
「はい!!」
「よろしい、ならばやっとくれ。タルボとやら。バミューダもありがとう」
「えっ」
「そ…そんな簡単に?」
「私は、この星の命を守りたい一心で多くの犠牲を防ぐために小さな犠牲はやむを得ないという信念を曲げずにこの恥ずかしいお面も被ってよく頑張ってきた。
だが7³を維持するよりベターな方法があればとっとと採用して次の世代に託すことを常に考えていたんだよ」
それから私達はバミューダさんを中心に周りにおしゃぶりの代わりの容器
その周りを全員で囲みました
「無人のおしゃぶりを成功させるには最初の火種の大きさが勝負じゃ。全員がありったけの炎を注がねば成功せんからな!!」
「よーしいくぞ!!」
沢田さんの言葉を合図に私達は炎を出しました。
「これがうまくいったら!!オレ達の呪いは解けるんだろうな!!」
「約束しよう」
こうして、虹の代理戦争は幕を閉じました…呪いが解けたと実感した時、いつもより体が軽く感じ嬉しく思いました。
それから数日後…代理戦争で負傷したカエデさん、白蘭、XANXUSさんの見舞いに向かいました
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