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男子チームが使っている施設の前まで来た
全力で走ってきたせいで息も鼓動も落ち着かない
もう夕方 さすがに練習も終わっているだろう
でもそこで帰るマサじゃない きっと中にいる
隣にいた私だからこそ確信する
怖いけど 今更だけど 足を施設に踏み入れる
『 コートは…こっちか… 』
練習場に繋がるドアに手をかける
不安で手が震える
変わらなきゃ このままじゃダメだ…！
祐希『 あれ？Aさん…？どうしたの？ 』
『 えっ？ 』
後ろを振り向くと石川くんの姿
よりによって今 例の件があったからこそ
彼とは会いたくなかった…
祐希『 ここ男子の練習場だし、練習終わっちゃいましたよ？ 』
『 うん、わかってるんだけどさ… 』
祐希『 マサさんなら少し前に帰ったよ？ 』
彼の言葉が刺さった 間に合わなかったんだ…
ドアノブに掛けていた手がするりと落ちる
祐希『 やっぱマサさんに用あったんだ。俺ホテル同じ部屋だから用件あれば伝えるけど… 』
『 ………ううん、いいや。何でもない…です 』
祐希『 じゃあなんで泣いてるの？ 』
大きな祐希くんの手が私の頬を撫でる
無意識に目から涙が溢れていた
『 えぁっ…ごめんなさ『 ちょっと黙って 』 』
ふわっと優しい柔軟剤の匂いと 逞しい身体に包まれる
突然現れて 涙をぬぐって 抱きしめられて
頭が追いついていかないけど
マサに会えなかった 気持ちを伝えれなかったショックが
大きすぎたのか 涙が止まらなかった
祐希『 いいよ、泣いて。スッキリしないと 明日から頑張れないよ？ 』
前から彼がマサに被るところが多かった
本当はこんな事してはいけないけれど
どうしてもあの優しさが恋しくて 感じたくて
彼の胸に 今まで箱に閉まってきた感情をぶつけてしまった
祐希『 よしよし 』
背中をポンポンしてくれる手が温かかった
将『 祐希……？ A……？ 』
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麻里(プロフ) - 更新嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年3月26日 7時) (
レス) id: 5c1238f571 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - 続きが気になりすぎて寝れない笑 (2020年3月16日 22時) (レス) id: 41387fbcb5 (このIDを非表示/違反報告)
M-Y8-14(プロフ) - 大好きです。 (2020年2月18日 0時) (レス) id: 391d538e10 (このIDを非表示/違反報告)
setter love - 続きが気になりすぎてそわそわです！ 主人公をめぐって 石川祐希VS柳田将洋 更新待ってます！ (2019年12月30日 3時) (レス) id: e4f6a637a1 (このIDを非表示/違反報告)
あー - とても面白くて続きが気になります！ (2019年12月29日 14時) (レス) id: 77e363249c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるき | 作成日時：2019年12月6日 15時
