第21話 ページ21
ビュォ〜
こんにちは。私は今、蔵の前にいます。
さっき実は蔵の下の覗き穴から中の様子を覗いてみました。
中には宗三さんが鎖で縛られており少し目があうと殺してやるという意思疎通ができました。
助けるか助けないで自分の命を守るか葛藤しています。
「A 入らないの?」
清光に顔を覗かれて言われる。
『あー…。うん、入ろうね。』
あんだけ威勢のいいこと言って入りたくないとは言えず仕方なく入る。
『お邪魔します〜…。』
ガチャガチャガチャと鎖を外そうとする音が聞こえさっき見たところに宗三さんがいた。
「人間風情が入らないでください…!」
決して声は大きくないが本当に嫌がっているのだけはわかる。
「大丈夫だよ。俺だって最初は警戒したけど危害加える気がないみたいだよ。霊力の使い方とかわかってないから、ほら、見習いらしいから。」
「僕も殺しにかかったけど失敗して怪我をしてね、ほっとけばいいものを手入れしてもらったから今ではすっかり友達だよ。」
友達だよ…友達だよ…
安定の声が耳に響く。
(友達か、そっか、友達…。)
あまりの嬉しさに顔がにやける。
「主、顔にやけてるよ?」
『え!?そう!?何でもないよ!』
そういうと、ふーんとでも言うように信濃がそっぽ向く。
『どうしたの?』
「俺の大将なのに少し妬けるなーって」
(可愛いなぁ…。)
頭を撫でると擦り寄ってくる。
(あぁ、本当かわいい…。)
彼女がショタに目覚める日はそう遠くない。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (2018年11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時