定番メニュー ページ31
貴方side
家に帰れば明かりがついてなくて真っ暗だった。
「大介、いないの?」
靴を脱いで手探りで明かりをつけるとソファの上で丸まって眠ってる大介の姿が見えた。
「寝てる…?」
起こさないようにそっと顔を覗き込むと頬に涙のあとがあるのが見えた。
「大介…」
1人で泣いてたの...?
1人でなんて泣かないで。
気の利いた事は言えないかもしれないけど、私だって傍で抱きしめることは出来るから。
1人で苦しまないでとそっと大介の頬にキスをした。
大介はとりあえず寝かせてあげよう。
とりあえず服を着替えて晩御飯を作るかな。
「ピーマンと…ピーマンばっか...」
ひき肉もあるからピーマンの肉詰めにしようかな。
大介と一緒に暮らすようになってからピーマンの肉詰めがすっかり定番メニュー入りした。
最初は大介を起こさないようにって物音を立てないように頑張ったけど料理するのに物音立てないでんてできるわけなくて早々に諦めた。
桃「んう…Aちゃん…?」
「ごめん起こしちゃったね。
もうすぐご飯できるから待ってて」
桃「ごめん俺寝ちゃって…晩御飯…」
そう言ってシュンとする大介。
「きっと疲れてたんだよ、いつも作って貰ってるんだからこういう時くらい作らせて?」
そう言ってピーマンの肉詰めをテーブルに乗せる。
すると途端に大介の目がキラキラしだした。
桃「ピーマン!!」
「ほんとピーマン好きだよね」
桃「こんなに美味しいんだよ。
好きにならない方がおかしいでやんす」
「何言ってんのもう笑」
ねえ大介、私の前では無理しなくてもいいんだよ?
無理に明るくしてる大介なんて見たくない。
「大介、今日は久しぶりに膝枕してあげる」
桃「やった!!最高ピーマン!!」
私が大介に出来ることなんてそんなことしかないからね。
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湖蝶(プロフ) - 優月さん» 教えてくださりありがとうございます😭元々大毅でかいていたものを直してるため何度か名前や口調を確認しているものの直しきれていなかったようで…助かりました🙏 (2022年12月7日 17時) (レス) @page31 id: 9eabd6c192 (このIDを非表示/違反報告)
優月(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!「定番メニュー」の大介の名前が大毅になってるとこがあったのでこちらで書かせていただきました!これからも応援しています! (2022年12月7日 17時) (レス) @page31 id: c40eaafe2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湖蝶 | 作成日時:2022年12月6日 2時