獣耳短編集 (ページ12)

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青side

青「俺、メンバーに話す」

赤「翔太…」

青「正直怖いけど涼太が居てくれるから。
それに、目黒と照も…」

俺がそう言うと涼太は優しく微笑んで大丈夫だよって安心させるように優しく抱きしめてくれた。

きっと大丈夫。
アイツらなら受け入れてくれる。

もし受け入れてくれなくても俺には涼太が居てくれる。

俺以上に俺のことで一喜一憂してくれる過保護な恋人が。

赤「話すなら早い方がいいよね？」

青「ん…」

涼太はそう言うとすぐにマネージャーに連絡をして全員で話せる時間を調整してくれた。

涼太が調整してくれてる間に目黒と照にみんなに話そうと思うって伝えると喜んでくれたのと同時に俺の心配をしてくれてその優しさがくすぐったい。

赤「来週時間取れたよ。
どこで話そうか、家の方が話しやすいと思うんだけど…」

青「家がいい…」

事務所には会議室を貸し切ったとしてもスタッフさんも沢山いるし落ち着いて話せない。

居酒屋なんて事務所以上に無理だ。

それにきっと実際に猫の姿を見せないと信じて貰えないと思うし。

赤「メンバーに話しても翔太の猫耳姿はあんまり見られたくないな」

俺の耳を触りながら涼太がそう言った。

あまり見れない涼太の独占欲が見れて嬉しくて甘えるように擦り寄ると受け入れて甘やかしてくれる。

青「んふふ」

赤「ご機嫌だね翔太」

今は不安や怖さは忘れてただこの幸せに浸ってしまおう。