【銀魂】仲良くなりたい人【斉藤終】

私が、思うこと ページ13

【桜井Aside】



＊



副長と局長に相談したその翌日、私はまた、隊長の部屋に行き、懲りずに挨拶をする。



『隊長！！おはようございます。今日は天気が良いですね〜。』

「…。」


何も喋らない、というのはいつものことであったが、今日は。


(…あれ。)


こちらへ、振り返った。


…と思ったのもつかの間、またもとに戻ってしまった。


(何か、伝えようとしたのかな…)


『何か伝えたいことがありましたか？』

「…。」


近づいて言ったが、今度は、こちらを向かなかった。

先ほどのあれは、気のせいだったのだろうか。


『何かあれば、言ってください。お手伝いでも、なんでもしますので。』



そう言って少し離れたところに座り、何も書かれていない、日記帳を開いた。



＿三番隊は、内偵が仕事。


昨日、副長がそう教えてくれた。

…いざとなれば仲間を斬らねばならない仕事。そんな仕事を、この人は、一人でやっていたのか。



どれほど、辛いだろうか。私であれば、それは辛いことである。

人によっては仕事に私情は挟まないというかもしれないが、まぎれもなく、仲間であった人を斬らなくてはならないのだ。


そんな仕事が、私に務まるのかはわからないが、任された以上、しっかりやらなければならないと思った。


まず始めようと思ったのは、いつも隊長がやっていたそれである。

調査した内容を、日記に記す。



まだ私には、このような仕事しかできないので、隊長の少しでも役に立てれば、と精を出した。




…その決意とともに、思ったこととは。





(やっぱり隊長と、仲良くなりたい。切実に。)



＿＿それであった。

ちょっとだけ進歩→←アフロじゃねェか！！

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