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｢だ・か・ら……ラップを披露しようよ！ボクたちのチームを知ってるみたいだしさ☆ 君ってラッキーだね〜Fling Posseのパフォーマンスを一人で視聴できるなんてね！｣
ピョンピョンと飛び跳ねるピンク色の青年───飴村さんがポケットから取り出してみせたのは一つのマイク。あれが噂に聞くヒプノシスマイク、というものだろうか。肉眼で初めて見た。
やれやれ、と言いながら青髪の青年───有栖川さんが立ち上がり、彼もまたポケットからマイクを取り出す。
｢おい乱数、勝手に決めんなよな。……ま、案としては悪くないと思うぜ？ なにも精神攻撃だけがヒプノシスマイクの使い方じゃないしな。というわけでノッてやる！だから後で金貸してくださいません？ね？ね？｣
｢帝統はん、最後の言葉で台無しどす……わっち少しは感動したのに……よよよ。……確かに、ラップ披露は手っ取り早い方法ですね。それと乱数。帝統にお金は貸さなくていいです｣
もっちろん☆と、飴村さんはウインク。そんなぁ……と膝から崩れ落ちる有栖川さん。彼はなぜそこまでお金を求めているのだろう？
さて、と和服の青年───夢野先生もマイクを取り出す。彼はそれを手にし、私の目の前に持ってきた。
｢一応、確認の為に。世間には違法マイクと呼ばれている、政府が正式に管理しているマイクとは別のものがあります。しかし小生らが所持しているのは合法的なヒプノシスマイクです｣
ほらここ、と夢野先生はマイクの一点を指差す。そこには逆三角形に囲まれた｢中｣の文字───中央区のマークが刻まれていた。なるほど、政府のお墨付きの品ということか。私はこくりと頷いて視認したことを示した。
｢それじゃ二人とも、準備はいーい？｣
｢おう！｣
｢いつでも大丈夫ですよ｣
飴村さん の呼びかけに、有栖川さんと夢野先生はマイクを構えて答える。満足そうに頷いた飴村さんは頭上にマイクを掲げた。
｢じゃあいっくよ〜☆ ……Music Start！｣
───彼らの持つヒプノシスマイクがその手の中で姿を変える。
───光に包まれ、彼らの背後にヒプノシススピーカーが顕現する。
｢特等席に 一名様！
よくよく目にして？ 一礼から！
Nice to meet you & Treat You for a moment
Yes! We are Fling Posse! ｣
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Hypnosis Microphone ページ16
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｢だ・か・ら……ラップを披露しようよ！ボクたちのチームを知ってるみたいだしさ☆ 君ってラッキーだね〜Fling Posseのパフォーマンスを一人で視聴できるなんてね！｣
ピョンピョンと飛び跳ねるピンク色の青年───飴村さんがポケットから取り出してみせたのは一つのマイク。あれが噂に聞くヒプノシスマイク、というものだろうか。肉眼で初めて見た。
やれやれ、と言いながら青髪の青年───有栖川さんが立ち上がり、彼もまたポケットからマイクを取り出す。
｢おい乱数、勝手に決めんなよな。……ま、案としては悪くないと思うぜ？ なにも精神攻撃だけがヒプノシスマイクの使い方じゃないしな。というわけでノッてやる！だから後で金貸してくださいません？ね？ね？｣
｢帝統はん、最後の言葉で台無しどす……わっち少しは感動したのに……よよよ。……確かに、ラップ披露は手っ取り早い方法ですね。それと乱数。帝統にお金は貸さなくていいです｣
もっちろん☆と、飴村さんはウインク。そんなぁ……と膝から崩れ落ちる有栖川さん。彼はなぜそこまでお金を求めているのだろう？
さて、と和服の青年───夢野先生もマイクを取り出す。彼はそれを手にし、私の目の前に持ってきた。
｢一応、確認の為に。世間には違法マイクと呼ばれている、政府が正式に管理しているマイクとは別のものがあります。しかし小生らが所持しているのは合法的なヒプノシスマイクです｣
ほらここ、と夢野先生はマイクの一点を指差す。そこには逆三角形に囲まれた｢中｣の文字───中央区のマークが刻まれていた。なるほど、政府のお墨付きの品ということか。私はこくりと頷いて視認したことを示した。
｢それじゃ二人とも、準備はいーい？｣
｢おう！｣
｢いつでも大丈夫ですよ｣
｢じゃあいっくよ〜☆ ……Music Start！｣
───彼らの持つヒプノシスマイクがその手の中で姿を変える。
───光に包まれ、彼らの背後にヒプノシススピーカーが顕現する。
｢特等席に 一名様！
よくよく目にして？ 一礼から！
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有栖 幻月@ポッセ同盟(プロフ) - こんにちは。更新停止は悲しいですが、今までの中で凄く謎があり、魅力的なストーリーをありがとうございます！もしまた夢小説を書ける機会があればその時は必ず読みます！ボードも読ませて頂いていました！勉強等、頑張って下さい！執筆が再開出来るのを待っています！ (2021年1月18日 18時) (
レス) id: d4dd6494ae (このIDを非表示/違反報告)
GH(プロフ) - 有栖 幻月@ポッセ同盟さん» 読んでくださっている方がいると分かって嬉しいです…！ありがとうございます〜！ (2021年1月5日 13時) (レス) id: a35742dc57 (このIDを非表示/違反報告)
有栖 幻月@ポッセ同盟(プロフ) - 何時も楽しく読ませて貰っています。所々に謎があるストーリーがとても好きです。これからも頑張って下さい！ (2021年1月5日 11時) (レス) id: d4dd6494ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GH | 作成日時：2020年11月3日 10時
