Snow globeで過ごす日々は。 (ページ12)

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目黒side

新しくここに住むことになったAは一緒にいる時間が短くてもわかるくらいのいい子。

家のこととか率先してやってくれるし、

女が1人だからといって、俺たちに媚びを売ることも無い。

……それに可愛い。

見た目はもちろん、なんか雰囲気も可愛らしいんだよねw

女の子っぽい…でも、ちゃんと自立してて。

ここに来たのがAで良かったなぁなんて最近よく思う。

そんなAと今日は実質2人きり。

休みなのに、俺たちのために色々動いてくれて。

ちょっとでもAのこと知りたいと思って姿を探すと

ぴょんぴょん跳ねても洗濯物に届かなくて苦戦中のAがw

諦めたように俺の名前を呼んだAはマジで可愛かったw

そっから一緒に洗濯物畳んで、いつもの場所に戻して、

『よしっ！準備出来た！めめ、クッキー作ろっか！』

目「…俺作ったことないけど大丈夫かなw」

『一緒にやれば大丈夫だよ(笑)あ、ちょっと待ってね。』

Aは手首に付けてた髪ゴムで髪を括り始めた。

……なんか、いいよね。こういうのw

『じゃあ、これとこれ混ぜて～』

ボウルをひっくり返しそうになったり、粉零しそうになったり、めんぼう？で伸ばしすぎて穴空いたり…

ちょっとバタついたけど、何とか生地が完成した。

『次は型抜きだね。めめ、これ使う？』

Aが取り出したのはハートとか星とかの型抜き。

目「…いや、俺自分で作ってみるわ。」

『ふふっ(笑)わかった！楽しみにしてるね！』

……よしっ。

.

.

目「……出来た！」

『お！出来た？………えっと、これは…？』

目「え、嘘Aわかんないの？

これが犬で、こっちが鳥。んでこれがサッカーボール。」

『あぁ…言われてみれば(笑)』

ちょっと微妙な反応を見せたAのクッキーを見てみると

お店で売ってるみたいなやつがいっぱい並んでた。

目「A上手すぎじゃない？」

『ほんと？嬉しい！』

チェック柄みたいなやつ、うさぎ、くま、パンダ、花の形…。

目「俺とのクオリティの差がやばくない？w」

『いいの！心がこもってれば！

後は焼くだけだから、めめ先に手洗ってきていいよ～』

目「俺も片付け手伝うよ。2人でやった方が早いでしょ？」

『…ありがと！ちゃっちゃと終わしちゃおうか！』