3.北添尋と私 ページ4
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北添「ハルちゃんハルちゃん、起きて〜!米屋くんも〜」
「…?…あれ、寝てた」
米屋「…マジか、いつのまに」
北添「君たち委員会でも寝るの?ゾエさんびっくりだよ」
午後放課の今日、4限が終わって委員会の収集がかかり、さっきまで委員長が話していた…多分
みんながこの教室を出て行っているあたり、委員会は終わったんだろう
「今日の授業、怖い先生ばっかで寝れないんだよね〜あと委員会前にお菓子食べたし…まあ余計に眠くなるに決まってるよね?米屋」
米屋「おー、デブじゃん」
「あんただって食べたでしょ!」
北添「はいはい、いいからもう行こう〜立って立って」
にやりと言ってみせた米屋にカチンときて、思わずでかい声が出た私をゾエさんがなだめる
北添「ハルちゃん、とりあえず一緒に基地行く?カゲは先に行ってるはずだよ〜」
米屋「あー、今日そっち防衛任務?」
「うん、15時から」
米屋「そーか」
んじゃな、がんばれよ〜、とゆるく激励しひらひらと手を振った米屋は、三輪と一緒に基地に行くんだろう
「あ、ヒカリも先に行ってるはず!ユズルは…15時からのときって午後早退だっけ」
北添「そうだったと思うよ」
「だよねえ。あーなんでこの学校、今日午後放課なの?なんか勿体なくない?」
早退したい!授業したくない!と文句を言う私に「ちょっと!ここでそんなこと言わない!」と先生が居ないか見渡しながら焦っているゾエさん
そんな彼と生徒玄関まで歩く。学年で下駄箱の場所が違うため、一旦ゾエさんと別れる。その間にお腹がなった
聞かれてると恥ずかしいから、周りに人がいないかを確認。ホッとして、生徒玄関の出入り口で待つゾエさんの方に駆け寄った
「ゾエさ〜ん、お腹すいた〜マック寄ろ!お持ち帰りにして隊室でログ観ながら食べる!」
北添「おっ、いいね〜そうしよ!」
「みんなもう食べたかな?ラインしてみよ」
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大変お世話になってます、ゾエさん
*
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___________ドタドタドタッ、ゴゥーン
仁礼「おっ!来たな〜待ちくたびれたぞ」
「…ゾエさん、マジだ…本当にカゲとユズルがログ観てる」
北添「最近2人ともやる気になってる…ゾエさんうれしいよ」
影浦「うるせーな!おい、昼飯!観ながら食うんだろ」
「玉狛だ…」
絵馬「こっち見なくていいから」
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作者名:ゆこね | 作成日時:2019年8月2日 2時