24.漆間恒と私 ページ25
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「漆間くん!」
漆間「っと…、あざっす」
タタタタ、と彼が突撃銃でアステロイドをぶっ放して
、トリオン兵を撃破
漆間隊と担当区域が同じ防衛任務、今日で2日目
「やっと慣れてきたよ〜漆間くんとの連携」
漆間「そっすね」
六田「2人とも、任務終了時間になったよ。お疲れ様〜」
「おつかれー明日もよろしくね、梨香ちゃん!」
私と同じように沢山希望を出していた漆間隊。
私たちは、時間も場所も同じシフトを組まされて、昨日から4日間連続で合同防衛任務にあたることになっている。
「また明日も漆間くんかぁ、上の人絶対適当に組んでるなー」
漆間「春原先輩は珍しいっすね、こんなに防衛任務入ってるの」
「そー!今月ちょっとやばくて!漆間くんはいつも多めに入ってるイメージあるな〜」
今まであんまり絡んだことがなくて、任務帰りの会話が弾む。昨日は色んなこと質問しながら帰った。
何でそんなに任務入るの?やっぱりお金?と私は親指と人差し指を丸くくっつけて、お金のマークをつくりながら聞く。
漆間「はい、お金はあったほうがよくないすか?」
「まぁそうだね〜でもシフト多いの大変じゃない?他にしたい事とかあるでしょ?」
漆間「まー背に腹はかえられないっすから」
「…なんて?」
漆間「先輩って俺より馬鹿?」
「おい」
ド直球で憎まれ口を叩くようになったこいつ。後輩にナメられやすいの直したいです、私は。
「ていうか、この感じだと私がシフト多く入れたら、また漆間隊と組むことになりそうだよね」
漆間「嫌なんすか?」
「ん〜…まぁ別にいーけどね!漆間くんなんか面白いし!」
梨香ちゃんも優しいし〜、と続けて言って、漆間くんに笑いかけると、彼もにやりとしながらこっちを向いた。
漆間「オレも春原先輩と組むの全然アリ。むしろ嬉しいっすね」
「え!?…そっかぁ〜漆間くん、私のこと何だかんだ好きなんだ〜!で、具体的にはどんなところを尊敬してるのかな?」
嬉しいとかアリとか、さっきまでバカにしてきた後輩に言われると思っていなくて、思わず照れる。それを隠すようにペラペラと話を続けた
漆間「尊敬…」
「何鼻で笑ってんの」
漆間「先輩と組んだらトリオン兵討たせてくれるから儲かるかなーって」
*
B級隊員の給与:トリオン兵討伐の出来高払い
*
.
「なんかもっと他にあるでしょ!」
漆間「え、逆に何があるんすか」
「…もう援護してやんないから!!」
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作者名:ゆこね | 作成日時:2019年8月2日 2時