検索窓
今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:38,165 hit

23.真木理佐と三上歌歩と私 ページ24

.


六頴館組のテストが終わり、そのタイミングで今日、理佐、みかみかと3人で隣町のお洒落なカフェに行く約束をしていた
心躍らせながら鏡の前で服を選んでいた時にインターホンがなる


モニターを見れば駅前集合のはずの2人がいて、不思議に思いながらも玄関ドアを開けた



「なに〜迎えにきたの?」

三上「迎えに来たというか…」

真木「A、勉強しろ」

「どういう事!?無理!」



笑っているみかみかと無表情で言い放つ理佐は、カフェに行くには少し大きいトートバックを持っている。え、やめてほしい



真木「無理じゃない、お邪魔します」

三上「お邪魔します〜」

「待って、ねえ騙したの!?勉強…おい靴を脱ぐなっ!お邪魔です!」

真木「A」



ピシャリと私の名前を呼ぶ理佐、いや理佐様。その綺麗な顔、怖いです。



三上「そっちも再来週の月曜日からテストだよね?勉強した方がいいよ」

「まだ1週間以上あるじゃん」

真木「馬鹿に余裕なんてないから」

「ひどい…」

真木「日頃からちゃんと授業聞いて課題も出してて、理解してるならテストのための勉強を1、2週間前からなんてしなくてもいいけど?してるわけ?」

「うぐ…」


やばい、長台詞だ。すみませんしてません。
圧がすごい。身長差だけじゃない、この見下されてる感。その目線で私が凍りそう



真木「いつも一夜漬けでどうにかなってないのに、なんで繰り返すの、また荒船先輩に助けてもらうわけ?」

「なんで知ってるの!?」



ボーダー連絡網怖すぎる!今までは同学年の頭の良い人に、たまにテスト前に勉強教えてもらってたけど、それを知られるたびに理佐に怒られた。みんな暇じゃない、迷惑をかけるな、と。

教えるのも勉強になるから〜とよく言われるけど、理佐がこう言うのは、私とのテスト勉強はほぼつきっきりになるからだと思う
だから一個上の荒船先輩に頼んだのに!

バレてることと、今から勉強しなきゃいけない状況に、ずーんと沈んだ効果音が聞こえそうなくらい落ち込んでいると、頬に温かい何かがくっつけられた。



「ミルクティー…」

真木「今回は私達がついてあげるから、赤点とるなよ」

三上「お菓子も買ってきたよ〜頑張ろうねA」








同中のマブダチ




.

「…勉強会ならフツーに言ってくれればいいのに!」

三上「寝坊した〜って言って来なさそうだったから」

「どんな奴だと思われてるの!?」

.

24.漆間恒と私→←22.一緒に遠征に行きたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
140人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー , ワートリ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆこね | 作成日時:2019年8月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。