シェアハウスのミンさん

一人 ページ9

「みんないないの？」





ジス「みんな予定かぶってるね」




HS「ユンギはいる？」






YG『どした？』





Aがうちにきて、3ヶ月は過ぎた頃。





なんかリビングでカレンダー見ながら喋ってる。




ソア「今週の土曜日、外泊が重なってるの。」



ジス「わたしは彼氏と旅行」




HS「俺はお店のイベントで朝まで営業なんだよね」




ソア「わたしは研究室の合宿で北海道に」




ジス「私も北海道！一緒じやーん」




NJ「俺は泊まりの出張」





「みんないないじゃん。さみしいなぁ。」




YG『俺は夜は仕事終われば帰ってくるけど』







そんなわけで、土曜日の夜は、俺とAの二人だけとわかった。





YG『早めに帰るから飯くうか一緒に』




「うん」







そんなことを約束してなのに、教室が今日に限って新規の人とか体験とかが重なって、すげえ忙しかった。




帰るって言ってた時間より2時間も遅くなった。




着替えてスマホを見ると、メッセージと着信がいくつかきてる。



全部Aから。




珍しい。




メッセージには、「何時に帰ってくる？」




どうした？いつもこんなことないのに。





嫌な予感がして、慌てて電話をかけ直す。








出ない。






俺は、急いで家に帰った。




あいつ一人って、そういや初めてかもしれねぇな。




なんかあったか。

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