シェアハウスのミンさん

別に ページ6

YGside−−−−−



Aが来てくれてから、楽になった。



好きで料理してたけど、仕事もあって、大変な日もあったから、Aが作ってくれてすごい助かってる。





あいつはよく働く。




ご飯作るだけじゃなくて、みんなの共用スペースの掃除もよくやってくれてる。




別に無理してるわけじゃなさそうで、キレイ好きなんだろ。






一緒に料理する朝の時間がすごく楽しい。






二人で少ししゃべりながら、冗談とか言い合って過ごすことが、俺の貴重な時間になっている。




朝はすっぴんでパジャマのまま起きてくるAは、
なんか、妹みたいで可愛いとか思うし。




妹いないからわかんねーけど。






なんていうか、ぽやっとしてて、幼い顔してて、世話したくなる感じっていうか。




俺しか知らない起きたてのあいつは、思わず構いたくなる。



頭とかくしゃくしゃに撫でちまう。



俺らしくない。








あいつは聞き上手で、誰とでもよく話す。





女性陣はさらに仲良くなって、3人でよく女子会とかいってしゃべってるし。






最近は本のことでナムと話が合うのか、しょっちゅう話してる気がする。





今日も帰るとダイニングで話し込んでた。









ナム、話しすぎだろ。





難しい真剣な話を語ってやがる。



頭いいよな。




Aも、ニコニコとして、楽しそうだし。






こいつらいい感じなのか？






まだここへ来て一ヶ月くらいだろ。





ま、別にいいけど。



別に。




別にな。





なんとなく、気に入らないだけ。

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