ミンさんの偽彼女【YG】その２

新人 ページ8

会社では、俺たちが付き合ってるのはみんなの知るところ。

だから、お互いに誰かに言い寄られることもない。






と思っていたけど、そうでもなかった。





TH「Aさーんご飯行こう♪」






恋人がいるとか気にしないやつもいるらしい。






Aの課に新しく入ってきたやつ。

キム・テヒョン。





『お昼は若い子で食べてきなって』



TH「Aさんも若いじゃん」



『いや、私はここでお弁当食べるから』



TH「じゃあ俺も買ってくるからここで食べる」



『いやいや、どっかで食べてきなよ』



TH「Aさんのおかずもらうから！待っててね〜」








YG「待っててね〜って。」




『ユンギいたの？』




YG「ちょっと用事。えらい懐かれてんな」




『なんかね。』



YG「あいつ人気なんだろ。」




『まぁあの顔だしね。人懐こいし。』




YG「気に入ってんじゃん。じゃあごゆっくり」




『もう行くの？』




YG「また夜な。そっち行くわ。」








余裕ぶって去ってきたけど


用事なんて嘘。




本当は何もない。


最近Aの周りにくっついてるイケメンがいるって噂で気になって来てみただけ。



確かにイケメンで、めちゃくちゃ女受けしそうな雰囲気。


断ってんのにお構いなし。


なかなかやるな。




まぁ、Aはあんなん相手にしないよ。


俺とがっつり結ばれてるんだから。







でも、いい気はしないってことで。


男だし、何考えてるかわかんねぇしな。



一応注意しとこ。



俺が、Aの彼氏なんだからな。



そこはな、わきまえろよ、イケメン。

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