ミンさんの偽彼女【YG】その２

水着 ページ23

午後からは海で遊ぶことに。




水着に着替えるために、男女それぞれに別れた。



TH「二人で過ごしたかったですよね、すみません」





急にそんなことを言うから驚いた。





YG「いや、別に。」




TH「僕もルアちゃんも、特別仲のいい人がいないから、
　 Aさん、気を遣ってくれたんですよね」




YG「そう、なのか？」





TH「Aさんのそういうところ、すごいなぁって。
　 あ、でも、そういう目ではもう見てないから、
　 安心してください。」



YG「そういう目って」



TH「僕、Aさんのこと、好きだったんですけど、
　 諦めました。ユンギさんには敵わないと思って。」





すげぇぶっちゃけてくるのな。


言葉に困るわ。




TH「今は本当に、先輩として尊敬してるので、
　 気を遣わず、イチャイチャしてください。」




YG「まぁ、イチャイチャは二人のときにしてるからな
　 今日はやめとくけど。」




TH「惚気けますね〜」





なんか、悪いやつじゃないんだな。

本当に裏表なさそうだし。





『おまたせ〜』

ルア「おまたせしました」





ビキニの水着で現れた女子二人。



そうだった。




こいつのことで忘れてた。





Aの胸は立派だということを。





上にラッシュガード着てるけど、中はもう下着じゃねえか。


谷間見せるなよ。





『じゃあ、行こうか』




軽快に歩き出す女子の後ろを、男二人ついていく。






TH「胸、ヤバいっすね」





裏表なさすぎだろ。




YG「見るなよ絶対」




TH「いやぁ、あれは見ますよ」




YG「てめぇ」




TH「こわいこわい笑 でも僕が見なくてもみんな見てるよ」




確かに、歩いてるそばから、男たちがジロジロ見てるし。






俺は急いで追いついて、横に並んだ。





YG「今日一日、離れんなよ」

『え？』




TH「愛されてますね〜Aさん」







全く。
心配で仕方ない。

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