ミンさんの偽彼女【YG】その２

泣く ページ16

YG「大丈夫か？」



息を切らしてるユンギは、きっと急いで来たのだろう。



『ユンギ、、、』




テヒョンくんに気づいてちらっとそちらを見た。




YG「あ どうも」




テヒョンくんも小さく会釈をした。









YG「大丈夫かよ。今聞いて、、、どした？お腹？」




『うん、、ごめんね、、』




ユンギの顔を見たら安心したのか
こらえていた涙が溢れてきてしまった。




『、、んぐ、、ごめん、、っ、、ほっと、、して、、』




YG「大丈夫だ。ここにいるから。」





頭をそっと撫でられたら、ますます止まらなくなった。




TH「‥‥‥」



テヒョンくんは、部屋の外へ出ていった。








しばらく泣いたら、少し楽になった。




痛みも、薬で和らいできた。




YG「いつものか？ もしかして、 昨日のせい？」




『昨日はちがうよ。普通に今朝きたの。
　でも油断してたな。薬飲んでおくべきだった』




YG「そうか。大変だな女子は。」




『心配かけてごめんね。しかも泣いちゃうし。
　なんか、情緒が不安定なだけだから。』




YG「いいよ別に。」





『もうこんな時間。戻らなきゃ。』





YG「今日はもう帰れってさ。ソクジンさんが言ってたぞ」




『先輩が？』



YG「あの人が俺に教えてくれたんだ。
　Aのとこ、行ってやってって。」



『先輩〜(泣)』




みんなの優しさが染みて、また泣けてしまった。





YG「俺ももう今日は帰るわ。片付けてくるかな」







そこへ遠慮しながらテヒョンくんが入ってきた。



TH「すみません、、、カバン」



私の荷物を持って来てくれていた。



『ありがとう。ごめんね本当に』



TH「いえ、、、それじゃ」



YG「ちょっと、、、いいですか？」
　




ユンギは突然テヒョンくんに話しかけた。



何？怖いよ。

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