ミンさんの偽彼女【YG】

突然 ページ19

HS「今日は楽しかったよーありがと♪」


JM「ごめんね急に。Aちゃん、また出かけようね」


『楽しかったです。またぜひ♪』








二人とは別れて、酔っぱらいのAを連れて帰った。







YG「飲みすぎだろ」



『だってー楽しくて』



YG「ほどほどにしろよな」



『ごめんなさい…』




小さい背をさらに小さくして、反省してるよ。





YG「まぁ、俺の友達の前だし、合わせてくれたんだよな。」




『彼女に見えてたよね？』




YG「多分大丈夫だろ。ありがとな。」




『ユンギにありがとうって言われたー♪』




YG「それくらい言えるわ」



『私にはデレる顔も見せてくれてるんだね〜フフ』




YG「あんま調子のんなよ」






ひどーいっていつもみたいに怒りながらも、めちゃくちゃ楽しそうに歩くAといると、俺も楽しい。




足元ふらついてるけどな。




エレベーターに乗って、先にAの階まで行ってから、部屋のドアの前まで送っていく。





YG「じゃあな、また来週」



『ありがと〜またね っった』



YG「おいっ」


フラフラとドアの端で頭ぶつけてるし。




『痛いー』




YG「大丈夫かよ」






ぶつけたあたりをさすってやると、突然抱きついてきた。











『ありがとっ ユンギ』





ギューってハグして、数秒で離れて、部屋に入ってった。







はあ？





なんだよ今の。





部屋の前でちょっと固まってしまった。





酔っぱらいかよ。抱きつくか普通。




深い意味なんてないよな。





わかってるけど、流石にドキッとするだろ。





なんか、どんどん距離が近づいてる気がする。





本当の恋人みたいに錯覚したらまずいだろ。





頭冷やそ。





俺も部屋に帰って、そのあとは、深く考えないようにした。

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