お人好しのあの子【JIN】

卑怯 ページ17

JNside------






泊まってけばなんて、さらっと言ったけど、
これって無理矢理じゃないよな。



２時になってたことも、知ってたよ。




俺の部屋見えるところに時計ないからね。スマホでチェックしないと。




終電の時間を過ぎるのを密かに狙ってたんだよね。





お酒もわざと飲んだし。




今日は帰したくなかった。




まさかそういう関係に、、とまでは思ってなかったけど、
少しでも長く一緒にいたかった。



あとは、男として、少しでも意識してほしかった。






我ながら卑怯だと思うけどね。






朝までいさせることに成功した。











寝室を見に行くと、静かだから、眠ってるらしい。


布団を半分しかかけてないけど風邪ひかないかな。





えっ





なんで下着で寝てるの？？







違うか、これノースリーブの服か。
寝るから上脱いだんだな。あーびっくりした。




下も、ショートパンツだから、パンツが見えそうだよ。




ゴクリ。




やばっ、リアルに生唾のんじゃったよ。






ダメダメダメダメ

何を考えてるんだ俺は。







ここで襲ったら、信頼度がゼロになるぞ。
せっかく仲良くなれたのに。







それにしても無防備だな。
ほんと、押しに弱いよね。



よくこれまで無事でいたもんだ。
俺が紳士じゃなかったら、確実に襲われてるよこれ。




眠くなってきたし、俺もベッドに入らせてもらおう。






少しだけ、、、おやすみ。

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