ドルヲタ高校生の非日常 (ページ4)

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第三話ページ4

Kei side

少し離れた所で撮影を続けている山田くんを
見つめながらあんなイケメンと1対1で話せた
ということへの余韻に浸っていた

有「すっごいね山田涼介さすがだわ」

伊「うん、もうねダメだわあれは
俺今日ﾀﾋぬ」

有「気持ちはわからなくもないけど
一旦落ち着こうね」

大ちゃんは幼なじみなこともあり、俺が
山田くんの大ファンであることはとっくの
昔から知っている

山「ーーですね、それじゃあ...」

大ちゃんと話していると

山田くんの視線が何故かこちらを向いていた

俺の頭の中には？しか無かった
え、何まだ何かイベントあるの？
もう無理だよ俺HP足りない

山「伊野尾くん！来て！！」

笑顔で俺の名を呼ぶ推し

そして何故呼ばれたのか分からない俺

そして隣を見ると満面の笑みを浮かべて
「いってらっしゃい！」という幼なじみ

推しに呼ばれて行かないバカはいないという
ことで、山田くんの方へ向かった

若干周囲から小言を言われてる気がしなくも
なくもないが、まぁ仕方ないし気にしたら負けだ

カメラは一旦止まっているようだった

山「伊野尾くんに学校の案内をして欲しいんだ
けど、大丈夫かな？」

止めてそんなチワワみたいな可愛い感じで
見つめないで

そんなことしなくても山田くんの言うことなら
何でも聞いちゃうから
だからそれ閉まって直視できない

伊「俺は別にいいんですけど、こんな見た目の
やつでいいんですか？そっちの方が心配です」

山田くんは一瞬きょとんとしたがすぐに笑った

山「伊野尾くん面白いねw
伊野尾くんが気になるならメイクさんに
なおしてもらう？いやしてもらおっか！
伊野尾くん可愛い顔してるもんね！！」

伊「はいっ！？」

山「あ、ごめん嫌だっかな？」

伊「い、いやとかじゃないです、けど...」

山「なら良かったんじゃあメイクさんのとこ
一緒に行こっか！」

何故か陰キャドルヲタ伊野尾慧
推しに手を引かれて歩いてます

俺前世そんな徳積むようなことしたのかな？