君への特別なプレゼント (ymin ) (ページ5)

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俺の幼なじみとその彼女ページ5

side.ryosuke

家に帰ってすぐにゆうとくんに電話したら、ちょうどテスト終わったから暇だったんだ～、と俺の長くなるであろう電話に付き合ってくれるようだ。

『で～？やまが電話してくるなんて珍しいな。』

「あ～、ちょっと相談があって…」

『え、なになに？やまが俺に相談なんて初めてじゃん！』

そこまで言って思い出した。俺、ゆうとくんに俺がおとこと付き合ってるって言ったことない。
まずはそこからだ。

「あのさ、ゆうとくんって同性との恋愛に偏見ある？」

『え、いきなりどうしたんだよ！偏見？全然ないよ。』

「あ、よかった…。言ってなかったんだけどさ、俺、おとこの人と付き合ってるんだよね。」

沈黙…。やっぱり偏見がないと言っても、実際周りの人がそうだと気持ち悪いとか思っちゃうかな…？
不安になってたら、まさかの一言。

『え、まじで？！俺もなんだけど！』

「え？！」

詳しく聞いてみると、ゆうとくんはけいとさん、っていう人と二年ほど付き合っていて、ラブラブなんだって。
ちなみにゆうとくんが彼氏らしい。俺とおんなじ！

『まさかりょうすけに恋人がいるとはなぁ。大きくなったなぁ。』

「ははっ！もっと早くゆうとくんに話しておけばよかった。」

『で？相談っていうのは？』

「あ、あのね、もうすぐ彼女の誕生日なんだ。だけどプレゼントが決められなくて…。」

『あ～、迷うよな、それ。俺は楽譜とかプレゼントしたけど…。』

少し考えてたゆうとくんが、いいことを思い付いたというように話し出した。

『りょーすけ明日空いてる？けいと連れてくから、三人で会おうよ。彼女側の意見も聞きたくない？』