名前も知らないライターさん

距離感(初期組) ページ9

＠qk_tr
つる

｜

＠ggg
の恩返し？

＠aaa
敦賀市？

＠eee
鶴崎さん？



「お、せーかーい」

鶴崎『なにしてるんですかAさん』

「つるってツイートしたら鶴崎の名前が出たよ」

鶴崎『ふーん』

私の隣で参考書を読んでる「つる」こと鶴崎

伊沢『お前ら距離バグってね？』

「そう？変わらなくね？」

つるの肩に頭をのせてスマホをいじってる私

いつも通りじゃんね？

ふくら『伊沢と一緒でも変わんないよ』

伊沢『そ〜？』

河村『と言うかAの距離感が違うんだよね、パーソナルスペースが無いんじゃない？』

鶴崎『僕は気にしないですけどね』

伊沢『まぁそうなんだけどさ』

ふくら『Aちゃんって嫌な事ないの？』

少し考えるけど...

「...ん〜ないなぁ、でもこの距離感で痛い目にはあったな〜」

鶴崎『自覚はあったんですね』

「その事があってからかな、でもこの距離感じゃないと私がダメらしくて」

伊沢『へ〜』

「人の体温が欲しいんだよね誰かがいる時は近くにいるようにしてる」

ふくら『1人の時は？』

「ぬいぐるみとか」

『『あぁ〜』』

ぬいぐるみはオフィス内にも置いているからみんな納得

「仕事には支障きたしてないからいいでしょ？」

休憩中の時も同じ休憩の人の隣にいたりする

ちゃんと人は見てるつもり

伊沢『まぁそうだな』

河村『大学はどうしてたの？』

「大学は友達といたから平気だった」

鶴崎『こういうのは平気なんですか？』

「へっ...」

つるにいきなり抱きしめられた

伊沢『ちょっ、鶴崎！？』

鶴崎『どうだった？Aさん』

抱きしめられたまま顔を近づけられた

「...どうって言われても」

鶴崎『嫌でした？』

その言い方はずるい...

「イヤではなかった...」

抱きしめられたのはびっくりしたけど

そう言うとつるは抱きしめるのをやめた

伊沢『...距離感バグってるどころの話じゃねーぞ』

ふくら『さすがにこれは...』

河村『Aおいで』

「ん〜？」

つるから離れて河村さんの元に行く

河村『ココおいで』

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝと膝の上を叩いている

「拓哉さん私、重いよ？」

河村『A程度平気だよ』

許可はもらったぞ？

拓哉さんの膝の上にのると抱きしめられた

河村『いい子』

鶴崎『勝ち誇った顔してますよ河村さん』

ふくら『伊沢に劣らずAちゃんの事好きだからね』



河村『こんなこと僕ら以外にしないでよ？』

「うん、しない」



2020.9.1 みなと

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