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ある日のこと。


『夢子、あの衣服の授業、単位とれそう〜?』


「うーん、せやね。あの人のテスト、持ち込み可やから余裕やない??衣服に興味ないシゲちゃんでも。」


と笑って返す。


『まじか!持ち込み可か!ほんなら俺でもいけるかもな〜よかったわ!』


親友で同じ学校に通っている重岡大毅と登校中。


『シゲ、夢子ちゃん、おはよお』


『おっ!神山ぁ!おはよ〜ござんす〜』


「おっ、おっ、おはよう!!!!」


私の大好きなひと、神山くん登場。


朝から神山くんのあの甘い声で、『夢子ちゃん』なんて呼ばれて…

今日はハッピーな1日なると確信した。


でもシゲちゃん繋がりで仲良くなれたは良いものの、
そんなに長く話す機会なんてないから

連絡先も知らなければ、2人だけで話すなんてこともない。


シゲちゃんにも、私が神山くんのこと好き、なんて言ったらどんだけイジられるか。


そう思ったらシゲちゃんにも神山くんへの気持ちは言えないでいた。


だから完全に片想いだし、
叶う可能性なんてまだまだゼロに近い。


そんなに肉食系女子なわけでもなく、
ただ毎日学校で可愛い神山くんを拝めたら、なんて思ってる。

◎→←神山くん中毒。神山くん



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作者名:mom | 作成日時:2015年2月6日 6時

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