" さようなら " (ページ1)

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朝目覚めると、いつもとは違う光景。

隣に ... " 大ちゃん " が居る。

まだ昨日のことのかのように覚えている。

照れながら、しっかりと目を見て、

告白してきてくれたことを＿＿。

あと、 1ヶ月もすると、付き合って3年。

このまま幸せな日々が続くといいのに。

何故神様は意地悪なんですか？

.

.

家に帰れば、いつだって大ちゃんがお出迎えしてくれる

何故って？同棲してるから。

大「仕事お疲れ様。」

「うん。」

いつも素直になれない自分が嫌いだ。

よく言うじゃん。

好きな人にほど、冷たいって。

まぁ、いわゆるツンデレってもんですよ。

素直になろうと俺も頑張ってるんだよ。

.

.

今日は、親の命日で、朝からずっとお墓の前にいた。

2年前に交通事故でこの世を去った。

" ねぇ、今年で俺ね、もう26歳になるんだよ "

" もう2年も、祝ってもらってないや "

" もう一度 ... 祝ってほしいな ... なんてね "

返事が返ってくることなんてないのに

いつか幻覚でもいい、返事が返ってくると

信じてる俺は、重症ですか？

.

あれから夜までお墓の前で喋り続けた。

いつの間にか辺りは真っ暗。

それと、家に帰ると、

大ちゃんが元気がなかったような気がした。

ちゃんと聞いてれば良かった。