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矢崎side
温めたタオルと新しいシーツ、毛布を
持って病室へ戻る
矢「遅くなってごめんね、ささって拭いちゃおうか。自分でふけそうな所あるかな?」
涼「…無理。…矢崎さんに任せる。…寒い…」
矢「了解。すぐ終わらせるから待ってて。」
身体拭きをすぐ済ませ寒くないように布団をかける
涼「ありがとう…あと髪も洗ってほしい。」
矢「そうだそうだ、呼吸器抜けたら洗おうと思ってたの!すっかり忘れてた。部屋でも大丈夫?」
涼「全然、お願いします。」
矢「かゆいとこない?大丈夫?」
涼「耳の後ろあたりがちょっと。」
矢「ここかな。他は大丈夫そう?」
涼「うん、本当気持ちいい。矢崎さん美容師なれるよ絶対。」
矢「あら、ありがとう。一応学生の時勉強したの(笑)何十年前の話になるけどね(笑)」
涼「いやそんな前じゃないでしょ(笑)本当はお風呂入りたいんだけどね。ダメかな〜?」
矢「ちょっと聞いてみるね。見守りとか介助ありになるかな〜。それでもいい?」
涼「お風呂に入れるんだったら全然。」
矢「じゃあ先生いる時に聞いてみるね。髪乾かすね〜。……終わり!お〜さらさらになったよ。」
涼「本当さっぱりした。ありがとう。」
矢「それは良かった。じゃあリハビリ来るまでちょっと待っててね。」
涼「了解。」
ナースステーションに戻ると中村さんが
困ったような怒ったような表情で座ってる
矢「どしたの、そんな複雑な顔して。」
中「あ、矢崎さんごめんね。結局涼くん任せちゃって。大丈夫だった?あのあと。」
矢「何とかね。まぁあれは怒るのも分かる。寒いって言ってたから風邪引かなきゃいいけど。でもそのあと洗髪してご機嫌だったよ。」
中「良かった〜あとで私も謝り行くわ。学生さんやりたいっていうのは分かるんだけど患者さんの立場になって考えられないんだよね。さっきも注意したら泣くけど悪いと思ってるのか。はーこっちがハラハラしちゃうわ。」
話によると学生が身体拭きを始めて
何も言わずに下半身を拭こうとしたらしい
しかも上半身はあの状態のまま
で、涼くんが怒っちゃったと
矢「ま〜信頼関係が築けないのもあるしご機嫌ななめなのもあるしね。多分1日過ぎればいいと思ってるタイプかな?1週間で変わることを願います。」
中「本当に願うわ。迷惑かけるけどよろしく。」
矢「何かあったら助けます。」
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莉 緒(プロフ) - 紫苑さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けると励みになります。紫苑様の作品も覗きに行かせていただきます! (2018年3月18日 14時) (レス) id: e4f5299470 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 最近更新を再開されたようで嬉しいです。私も拙いながら病系の小説を書いているのでとても勉強になります。これからも頑張ってください! (2018年3月18日 3時) (レス) id: 4e7d8f7331 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - 国試頑張ってください次の話も楽しみにしてます (2017年1月12日 23時) (レス) id: e858ccedd8 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - 国試頑張ってください次の話も楽しみにしてます (2017年1月12日 23時) (レス) id: e858ccedd8 (このIDを非表示/違反報告)
だいきんぐlove - 莉 緒さん» はい!そうさせていただきます!それと国試頑張って下さい!次の更新ずっと待ってますね(*>_<*)ノ (2017年1月12日 17時) (レス) id: d2c0a6433b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉緒 | 作成日時:2016年12月27日 23時