君の、笑顔で。4

＠105 ページ26

慧side





矢崎さんから涼が熱を出してると
聞いて部屋へと向かう。




慧「体調どう？あんま変わらない感じ？」


涼「うーん、変わんない。検査するの？」



慧「もちろん。今はあんまり熱が出なくてもインフルだったりするから。涼は特に気をつけないといけないからね。後になって高熱になることもあるし。」



涼「わかってる。優しくしてね。」



慧「無理です(笑)すぐ終わるから。矢崎さんごめんキットもらってもいい？」



矢「分かりました。涼くん頑張って(笑)」




……






慧「矢崎さんごめん。涼インフルB出ちゃった。」




矢「分かりました。気をつけて見ておきます。」




慧「あとで薬追加で指示入れておくから点滴お願いしたい。本当こっちがビクビクしちゃうよ〜。本人はケロッとしてるけど。部屋移動させようかな〜。去年も大丈夫大丈夫とか言って大丈夫じゃなかったし(笑)」







矢「本当ですね。合併症が出たら本当怖いですよね。」







師「山岡先生どうかされました？」




慧「あ、師長すみません。涼がインフルBにかかってしまって。空いてるなら今のうちから観察室に移動させたいなって思ってるんですけど空いてますか？」




師「観察室なら今は大丈夫です。涼くんインフルかかったんですね。大丈夫かな。明日、朝一で移動しておきますね。」



慧「すみません、よろしくお願いします。」




医局へ戻り仕事を済ませる。


去年も涼はインフルにかかって
インフルエンザ脳症を併発して大変だった。


今年は何も起こらないことを願いながら
家へと帰りベッドに入る。

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