君の、笑顔で。4

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矢崎side


17時





病棟に行くとナースステーションに
佐藤ちゃんの姿があった。





「お疲れ様です。
最近ご機嫌ななめな男の子の顔覗きに来ました(笑)」






佐「待ってた(笑)看護師総出でもう矢崎ちゃんしか無理だ！って言ってたとこ。」






矢「今回は喘息？」





佐「いや、メインは気管支炎。マクロライド系抗生物質使ったら循環器系の副作用強くて中止したの。それに加えて喘息出てるからきついみたい。」





矢「なるほどね〜。で、本人はおやすみ中？」






佐「そ。さっき光先生が覗きに行ったらぐっすり寝てたらしくて。もうすぐご飯だから起こしたいんだけど(笑)」



矢「で、中途半端な時間に起きちゃって発作も起きてまた朝寝れないわけだ。ちょっと一緒に病室行こうかな。」




佐藤ちゃんと一緒に病室に向かう。







行くと点滴が効いてるのか
少し息苦しそうだけどぐっすりの涼くん。


試しに


「りょーうくん。」


と起こしてみるものの





「…………」





ですよね。笑







「いつもこんな感じ？」



佐「そ。朝はMAX機嫌悪い(笑)」







矢「なるほどね(笑)ごはんだけでもしっかり
食べられたらいいんだけど。元々量が多い方じゃないし。」







佐「今日の昼はうとうとしながら２割。お箸持ったまま寝てるらしい。」






矢「咳すっごい体力使うから普通の人の
倍以上疲れるんだろうね。わかった。ちょっと明日様子見とく。」



佐藤ちゃんに別れを告げて
自宅へ向かう。

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