【忍たま】忍術学園の事務員補佐になってしまった,,,二

第七十話 ページ22

五、六年生「ちょっと待て！」


えぇ...どこから出てきたの、この人たち


突然、五、六年生の人達が近くの茂みや木から飛び出てきた

こんな近くにいたの？14、15才の子供がすることじゃないでしょ...

あ、忍者の卵だったんだ、この人達


A『どうしました？』


一斉に揃って聞いてくるもんだから何かと聞いてみると

これまた一斉に言われた


「どういうことだ！今の言葉は！！」


乱太郎伏木蔵「！」ﾋﾞｸｯ


A『ちょ、ちょっと声抑えてください

ビックリしてますよ、この子達』


迫力のある問いかけに一年生の子達が

怯えていたように見えたので言い返した

すると皆、すぐ謝ってくれた


A『それで...なんですか

というかなんでいるんですか』


改めて聞くとサラサラヘアーの六年生が答えてくれた

あー誰だっけ、この人...まいっか


その人の説明によると

保健室を出て委員会の皆に指示を出している私を見て

異変を感じたので見張っていた、らしい

え！？見張られてたの！？全然気づかなかった...

あ、この人達忍者の卵だったんだ

しかも上級生


仙蔵「それで、会話を聞いていたら

お前の口から何やらおかしな言葉が聞こえてな」


おかしな言葉って...

ま、そうだよね普通"幽霊が視える"なんて聞かないもんね


ちらりとこちらを見て話すサラサラさんに頷く他の人たち

保健委員会の皆もうんうんと同じようにする

急に大勢になったがけど説明することには変わりない

だが先程の続きではなくしっかりと話さなければ


A『......私、小さいときから幽霊が視えてて

それで何かあってもいいようにと和尚さまから教わってたんです』


勘右衛門「和尚さま？誰それ」


A『今まで寺に住んでて、そこの和尚さまです』


この事を話したのは、確か作法委員会と会計委員会だったか

尾浜さん以外にも❓という顔をしている人はいて

一年生の子達も意外に思っているみたいだ


A『それで今、保健委員会の皆さんにしたのは徐霊で

清めた塩の入った袋を投げて、中の塩を浴びせる感じです』


伊作「へぇ、じゃあさっきのはそれだったんだ」


A『はい』


善法寺さんの言葉で皆、納得したように見えた

これで理解、してもらえたかな


乱太郎「それにしても驚きましたね

まさか私達に幽霊が憑いてるなんて」


伊作「うん、だからこそ彼女に感謝しなきゃね

本当にありがとう」


A『いえいえ』


そのあとは皆で仕事をした

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