第六十八話 ページ20
そこに並んでいてくださいと少し歩いた所にいる
委員会の人達に言う
これだけ離れておけば大丈夫だろう
今からすることはズバリ、徐霊だ
私はこの眼のせいか霊が見えるので
もしものことがあったときにと、和尚さまが教えてくれた
その方法とは対象の霊に向けて塩の入った袋を投げる→当てる
これだけである
一度聞くととても簡単に思えるがこれにはコツがいる
A『もう少し、間隔開けてください！』
それは当てるときに中の塩が出るように投げなくてはいけない
ということだ
あのとき和尚さまからこれを聞いた瞬間、無理ゲーだと思った
前世で運動音痴だった私が今世で気づかないはずがない
A『(あこれダメだ詰んだ)』
今世でも運動音痴であることに
それからしごかれ続け、ちゃんと投げれるようになったときの嬉しさは
計り知れないものだった
思いのままによっっっしゃあぁぁぁぁ！！！と気持ちよく叫んで
女の子なんだから叫ぶなら"やったぁ"にしなさい！！！！と叱られたのは
未だによくわからない謎の一つだ
だって難しかったんだもん
伊作「...これくらい、かな？...」
A『はい！』
懐から塩がパンパンに詰まっている小さめの巾着袋を取り出す
A『今から私がすることに対しての質問なら受け付けますし
文句を言っていただいても構いません！ですが一つ、約束してほしいことがあります
絶っっ対に動かないでください』
どんなに上手く投げれてもどんなに上手く塩を浴びせれても
霊に避けられたり取り憑かれている本人が一歩でも動けば
これは正しく効果を発揮できない
まぁ、逆を言えば本人が動かなければいい話なんだけど
A『後ろ、向いててください！』
五人全員が言った通りに動いたのを見て、持っている袋の数を数える
よし足りる
袋の紐を少し緩めて一呼吸置く
A『ふぅ』
右足を半歩後ろに置き、大きく振りかぶって右足を上げる
そのまま左足でバランスを保ちながら上げた右足をまっすぐ前へ踏み出す
右手は前に伸ばし、左腕を肘から上げながら手の甲を上に向ける
右腕を後ろに引きながら胸を張って体全体を弓形にしならせながら投げる！
A『くっ！』
伊作「む”っ」ﾎﾞｽｯ
素早く投げて塩はしっかりと出ている
ヤツは...
霊「！、いぃやぁぁぁぁ...」ｼｭｧｱ
霊「！、ぎゃぁぁぁぁぁぁ...」ｼｭｧｱ
よし！！成功だ！！！
伊作「！あれ、体が...」
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花火(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすいません😢近日中に更新できそうなので、少々お待ちください。 (2023年2月23日 17時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 尊いｯｯｯｯｯｯ好きです。花火さん大好きです！これからも更新できれば宜しくお願いします💪(･ω･｀)ﾑｷｯ (2023年2月8日 11時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 雅さん» コメントありがとうございます！更新が遅くなっていますが、より面白くできるよう頑張ります。 (2022年7月21日 14時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。花火さんが作成した小説、読ませて頂きました。気になってつい、夢中になりましたんで😅続きも気になります。 (2022年7月20日 20時) (レス) id: ded74af8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火さん» そんな！！ あきません！！ 更新遅くてもまた続けます！！ (2022年3月22日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年10月3日 20時
