第六十四話 ページ16
皆が座り込んだり、立ち止まって休憩をとるなかで私も座り込む
体が汗ばみ、服のなかはべとべとだ
もちろん額からも汗が出ている
思いっきり拭きたい...！
人目がなけりゃできるのになぁ
A『ふぅ』
小平太「...」
日陰にいるためか心地よいそよ風が頬を撫でる
汗は幾分か、ましになった
四郎兵衛「大丈夫ですか？」
この子は...えっと
A『時友くん、心配してくれてありがとうございます
大丈夫ですよ』
さっき提案をした彼だった
なんかシュンってしてる...?
A『どうかしましたか？』
気になって聞いてみると時友くんはおずおずと話し始めた
四郎兵衛「さっき、僕が皆で一緒に活動したくてあの提案をしたんですけど
その...それのせいでAさんが嫌な思いをしてないかなって
思って...」
滝夜叉丸「...」
A『！...』ﾄｩﾝｸ
...はっ
あまりの健気さにときめいてしまった
時友くんめちゃくちゃ良い子だ...
嫌な思いをすごくしていたけど、すべて吹き飛んだ気がする
A『...嫌な思いなんてしていません
むしろこの提案をしてくれてすごく嬉しかったです
体を動かすことが苦手な私のために
体育委員会のお仕事を手伝える方法を考えて下さり
ありがとうございます、時友くん』
四郎兵衛「Aさん...
良かった...！」
！！！(手を胸に押さえて悶える図)
かわ、かわわ！天使！マジ天使！
T・M・T 時友くん・マジ・天使...！
いやー頑張って走ってよかった！泣
体育委員会に来てよかった！
滝夜叉丸「...そろそろいきまs
っていない！」
A『え？』
時友くんの破壊力抜群の笑顔に心を打たれていると、平？くんが急に騒ぎだした
少し目を離した隙に、あいつは...とうなだれている
誰か消えた！？
そう思い周りを見渡す
1、2、3、4、...本当だ！一人いない！
A『つぎ、やくんでしたよね？いないのは！』
滝夜叉丸「そうです！早く探しにいかねば！」
平くんの不安の波が私の心にもくる
これはヤバイ...！
すぐさま、委員会の皆で次屋くんを探した
人一倍早く動く七松さんに続く平くん、時友くん、皆本？くん
微力ながらも私も手伝わせてもらう
ーーーーーーーーーーーーーーーー
彼はたくさん探していた七松さんが見つけ、私が見る頃には
縄で縛られていた
A『！？』
彼はどうやら無自覚の方向音痴だったらしい
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花火(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすいません😢近日中に更新できそうなので、少々お待ちください。 (2023年2月23日 17時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 尊いｯｯｯｯｯｯ好きです。花火さん大好きです！これからも更新できれば宜しくお願いします💪(･ω･｀)ﾑｷｯ (2023年2月8日 11時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 雅さん» コメントありがとうございます！更新が遅くなっていますが、より面白くできるよう頑張ります。 (2022年7月21日 14時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。花火さんが作成した小説、読ませて頂きました。気になってつい、夢中になりましたんで😅続きも気になります。 (2022年7月20日 20時) (レス) id: ded74af8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火さん» そんな！！ あきません！！ 更新遅くてもまた続けます！！ (2022年3月22日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年10月3日 20時
