第六十三話 ページ15
滝夜叉丸「それは困りましたね、あなたは委員会の手伝いにきたというのに」
綺麗な顔の平？くんは眉を寄せ、残念そうな顔を見せる
が、なんとなーく胡散臭い
前髪が普通の長さだったら今私の顔は
友人から信じられない話を聞かされている人の顔をしているだろう
顔の下半分しか見えてないから多少口を開けている程度にしか見えない
と思うけど
四郎兵衛「...なら」
急に口を開いたのは時友？くんだった
四郎兵衛「走りに行くのは裏山までにするのはどうですか！？」
A『...』ﾋﾟｼｬｧｧﾝ
時友くんはキラキラとした目で(私にとってとんでもない)提案をした
彼は、多分悪気があって言ったわけではないと思う
今だって「そしたら一緒に活動できます！」って
希望に満ちた純粋な目で訴えかける姿で言ってるし
だけど困る
走りに行くのをやめたい私としては本当に困る
普通に疲れるし、何より前髪がずれる
A『いや、わたs』
滝夜叉丸「おぉ、いいなそれ！
私は賛成だ、お前たちはどうだ？」
三之助「私は別になんでもいいです」
金吾「僕も特には...」
おーい！！
誰一人として反対意見を持ってくれなかった
なんでもいいって言うなら、特には...って言うなら反対してくれ...！
誰か反論をー！！
そんな心の叫びはまたしてもあの人にかき消された
小平太「私も賛成だ！そうと決まれば、行くか！」
A『え、いやあのちょっと』
彼の一声で皆が列になる
私はもちろん一番最後だが、多分というか絶対逃げ出せない
これはついていかないといけないやつ...
A『わかりました...行きます』
諦めた、それと何か心のなかでぽきりと折れた気がした
《Aは あきらめを おぼえた！》
そして私はこの選択に後悔すると共に
七松小平太という人間を人間として見れなくなった
A『ひぃ、はぁ、ぜぇ、すうぅ、ぜぇぇ』
小平太「大丈夫か！A！ちゃんとついてこれてるか！？」
この人...！なんで息切れてないの！？
走り始めて大分たった頃話しかけられた
周りの子達は、まぁまぁ息は切れているものの
七松？さんは余裕そうだ
あれもう走り始めて結構時間たってない？？
一応前髪がずれて目が見えることのないように気をつけながら走っている
小平太「よし、ここら辺で休むか！」
A『はぁぁ、すぅぅ、はぁ”ぁ”』
や、やっと止まった...
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花火(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすいません😢近日中に更新できそうなので、少々お待ちください。 (2023年2月23日 17時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 尊いｯｯｯｯｯｯ好きです。花火さん大好きです！これからも更新できれば宜しくお願いします💪(･ω･｀)ﾑｷｯ (2023年2月8日 11時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 雅さん» コメントありがとうございます！更新が遅くなっていますが、より面白くできるよう頑張ります。 (2022年7月21日 14時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。花火さんが作成した小説、読ませて頂きました。気になってつい、夢中になりましたんで😅続きも気になります。 (2022年7月20日 20時) (レス) id: ded74af8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火さん» そんな！！ あきません！！ 更新遅くてもまた続けます！！ (2022年3月22日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年10月3日 20時
