第五十話 ページ2
A『いてて...』
孫兵「ジュンコ...!」
ジュンコ「シャァ」
伊賀崎くんはジュンコを抱き上げ
頬を擦り寄せあっている
この毒虫やろおぉ💢
イチャイチャしやがってぇ
八左ヱ門「孫兵!ジュンコと感動の再開をするのもいいが
探して見つけてくれたAと三治郎に何か言うことがあるんじゃないか?」
竹谷さんは私を立ち上がらせ、伊賀崎くんを咎める
いいぞいいぞ!もっと言ってやれ!
聞いてんだからな!お前は飼ってる毒虫がしょっちゅう脱走して
騒動を起こすトラブルメーカーだって!(夢前情報)
孫兵「あ、えっと
ジュンコを見つけてくれてありがとうございます
それと、ごめんなさい...」
彼はうってかわって
シュンとして謝った
三治郎「はい」
ぐっ、怒ろうにも怒れない...!
A『...反省、してるならいいですよ
気を付けてくださいね』
竹谷さんが委員会の終わりを皆に伝え、解散する
久々に山の中を歩いて疲れた
でもまだ仕事が残ってるんだよね(^^;)
食堂に向かおうとしたら呼び止められた
竹谷さん?
八左ヱ門「A、来てくれてありがとな!」
人の良さそうな笑顔でお礼を言ってくれた彼が眩しくてしかたない
八左ヱ門「お前のおかげでジュンコが見つかったし、
三治郎も無事に帰ってきた
本当に、ありがとう」
誠心誠意、感謝を伝える姿に背筋が伸びた
そんなにしなくていいと慌てて言おうとして
やめる
これでは彼の想いを否定してしまうんじゃないの?
きちんと受け止めなくてはいけない
竹谷さんに応えなくてはいけない、のに
適する言葉が出ない
A『...どういたしまして
今日はありがとうございました』
私じゃなくて主人公とかだったら胸に響く一言を言って
名シーンになってたんだろうな
なんて他人事のように考える
A『さ、頭をあげてください
戻りましょう』
八左ヱ門「あぁ!」
隣で歩く彼の過去を私は知らない
彼も私の過去を知らないだろう
このまま隠し通せるだろうか
彼だけでなくこの学園の人達から
この仕事の終わりはいつ来るのか
はぁ、寺帰りたい
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花火(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます!更新遅くてすいません😢近日中に更新できそうなので、少々お待ちください。 (2023年2月23日 17時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 尊いッッッッッッ好きです。花火さん大好きです!これからも更新できれば宜しくお願いします💪(・ω・`)ムキッ (2023年2月8日 11時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 雅さん» コメントありがとうございます!更新が遅くなっていますが、より面白くできるよう頑張ります。 (2022年7月21日 14時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。花火さんが作成した小説、読ませて頂きました。気になってつい、夢中になりましたんで😅続きも気になります。 (2022年7月20日 20時) (レス) id: ded74af8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火さん» そんな!! あきません!! 更新遅くてもまた続けます!! (2022年3月22日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花火 | 作成日時:2021年10月3日 20時