50.まさかの。 ページ1
知念side
昼間の出来事をみんなから聞いた。
知「ごめん…気づかなくて」
圭「俺も…」
朝方までゲームして、午前中は買い物に行ったから爆睡してて。
なんて言い訳しても過ぎた事は戻って来ない。
知「ゆーてぃ、大丈夫…？」
裕「大丈夫だよ！！静電気みたいなもんだから！」
大「それにしても、あの女。また来たりしないかな？」
光「今度は絶対に鍵開けなきゃ大丈夫だよ。
でも…やっぱ、山田ん家には居ない方がいいのかな」
薮「どうすべきかね…」
僕たちの間に不穏な空気が流れる。
伊「みんな〜クッキー焼けたよー」
涼「やけたーっ」
伊野ちゃんと涼介が、甘い匂いと一緒にやってきた。
表情が暗かった宏太もひかも、
すぐに笑顔を作りテーブルの前に座る。
薮「美味しそうだね。すごいね、涼介」
涼「クマさん、りょうがつくったの」
光「綺麗に焼けたね！食べるのが勿体無いよ」
伊「みんなでお茶会だーっ」
何だかテンションがいつもと違う伊野ちゃん。
涼介の隣に座り、美味しそうにクッキーを頬張る。
伊野ちゃんが泣いたって事も聞いた。
でも当の本人は何もなかったかのように笑顔だ。
涼「いのちゃん、おいしーね」
伊「ねーおいしいねー。
愛情込めたもんねー、萌え萌えきゅんって」
高「そんな事してたの？(笑)」
伊「え、してないけど？」
大「してないんかい！適当だな！」
裕「山とクッキー！可愛い！
てか食べる姿可愛い！リスみたい！」
圭人「落ち着いて食べてよゆーてぃ」
光「そういう圭人もお茶溢してんぞ」
薮「ねー涼介、またほっぺに付いてる。
取るからこっち向いて」
涼「んー？」
みんなでワイワイしていると、本当にさっき一大事あったのか分からない。
僕は…罪悪感でいっぱいだ。
涼「ゆーり？」
知「……えっ…？」
涼「いっしょにたべよ？おいしーよ」
知「……うん」
涼介に手を引かれて、僕もテーブルの前に座る。
小さな手から受け取って食べたクッキーはほんのり温かくて甘かった。
涼「おいしいね！」
満面の笑顔を僕に向けてくれる涼介。
この笑顔が、大人になったら消えていっちゃうなんて。
守らなきゃ。
絶対に、今度こそ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 533人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイノア・リカ(プロフ) - masqueradeさん» ありがとうございます（ ; ; ）もう間も無く2は完結になります。3の方もよろしくおねがいします！ (2019年12月17日 1時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます（ ; ; ）知念くんの実は山田くんが大好きな描写は絶対入れようと考えていました、気付いて頂けて嬉しいです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
masquerade - 更新頑張ってください！応援してます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 幼児化した山田さん可愛いの想像つきすぎるし、大人の山田さんに甘えたい知念くんの思いが切ない…更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月6日 2時
