unlimited game‐the third ペルソナ使いの僕らは- (ページ14)

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11 生徒会長からの挑戦状ページ14

真｢だから確かめさせて,あなた達の言う,正義を｣

竜司｢はぁ?確かめる…?｣
真｢この事はまだ私しか知らないの。正義を証明してくれればこれは捨てる｣
蓮｢…取引ってわけか｣

真｢改心させてほしい人がいるの｣

祐介｢それは誰だ｣

真｢できない,とは言わないのね。
じゃぁ,引き受けてくれるって前提で話させてもらうわ｣

真曰く,改心させてほしい人,というのは
ある犯罪組織のボスで,フィッシング詐欺の元締めで,警察も手を焼いている連中とのことだった

学校でも,その被害者がいるという相談も来ているそうだ

そのボスの名前は分からないらしく,彼らに脅されて誰も証言しないのだそう

真｢｢正義｣を語る怪盗団ならそれくらいやってみなさいよ。それとも,明智くんの言う通り,正義なんて存在しないなかしら?｣
蓮｢…詳しく聞かせてくれ｣

その組織は渋谷を中心に活動しているという事だけが唯一の手がかりなのだという

真｢期限は2週間。過ぎればすべての証拠を警察と学校に提出する。私の期待,裏切らないでね…｣

真はそう言い残して去ってしまった
と,その入れ違いでAが来た

A｢…今の生徒会長でしょ? まさか,バレたの?｣
蓮｢……完全にバレた｣
モルガナ｢8割はリュージのせいだけどな｣
竜司｢んだと!?この猫!｣
杏｢うっさい!こんなとこでケンカすんな!｣

Aはため息をついた

A｢…とりあえず,場所を変えよ。人目につくし,また会長が聞いてるかもしれないから｣

セントラル街ファミレス

A｢…それで,会長は何て言ってたの?｣

Aに,会長が話していたことを全て話した
改心させてほしい人が,フィッシング詐欺の元締めだということ
期間は2週間だということも全部

A｢なるほどね。でも,それを1から調べあげるにしても時間が惜しいわね……それも,2週間で攻略は少し厳しいわね。今からでも集めないと期限には少くとも間に合わない｣
蓮｢やはり,そうか……｣
祐介｢だが,この2週間で成果を上げれば俺達は正真正銘の正義の見方なのだろうな｣

A｢やれることはする。だから皆も少しでもいいから手がかりを見つけること。今は少しでも情報が欲しいわね……名前も分からないとパレスの攻略すらできないわよ｣
杏｢だね。会長を見返してやらなきゃ!｣

一同は再び覚悟を決めた