unlimited game‐the third ペルソナ使いの僕らは- (ページ13)

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10 確かめさせてページ13

蓮side

蓮｢……………｣

俺は何故呼ばれたのだろう……
放課後に突然先生に生徒会室に行くようにと言われ,来たはいいが……

蓮｢さすがに用心した方がいいな…｣

少し警戒しつつ,ドアを開ける

真｢早かったのね。どうぞ｣

神妙な面持ちで真と向き合う

真｢率直に聞くわ。鴨志田先生,それに斑目。怪盗事件の真相を教えてくれない?｣

やはり,聞いてきたか…

蓮｢…真相と言われても｣
真｢そうよね。認める訳ないし,答えられないわよね……これ,聞いてくれる?｣

そう言って真はスマホを出した
そしてとある音声を再生する

……聞かれてたか…これじゃあ……

真｢どういう意味かしら? どうやって自白まで追い込むの?教えてもらえない?｣

蓮｢俺は知らない｣

真｢こんなものは証拠にならないと言いたいのね。私は,あなた達が怪盗団だと思ってる。さっきのが警察が聞いたらどう思うかしら?｣

警察はまずい……俺には前歴がある。
自分の身がどうなるかも知れたことじゃない…
下手をしたらAにも……

真｢話してくれるかしら…?｣

どう話そうか少し悩んでいたその時,ケータイが鳴る相手は竜司だった

竜司｢おー,今どこ? いつもんとこで怪盗団の会議な!｣

真｢…大きな声ね。でもちょうどよかった。皆にもコレを聞いてもらいたいの。お仲間のところへ案内してくれる?｣

あのバカ…←

渋谷帝急ビル連絡通路怪盗団のアジト

竜司｢ったく,おせーぞって…｣
真｢こんにちは｣

祐介｢誰だ?｣杏｢うちの学校の生徒会長｣

竜司｢どうなってんだよ｣

いや,8割はお前のせいだ,竜司←

真｢坂本竜司くん,高巻杏さん,それから斑目の門下生だった洸星高校2年生喜多川くんだよね?
コレの事で訊きたい事があってね｣

真は蓮にも聞いてもらった音声を竜司らにも聞せた

祐介｢君の目的は何だ? わざわざ報告しにきたのか? ゛これから通報します゛とでも｣
杏｢どうせ,言われて来たんでしょ? 学園から犯罪者を出すわけにはいかないもんね! 鴨志田のセクハラとかは見逃すくせに。大人の言いなりに使われてるだけなのに,かわいそうな人｣

真の表情がいつにもなく真剣になる

真｢そんなこと,分かってる。
だから確かめさせて,あなた達の言う,正義を｣