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がやがやと煩い繁華街の中にある居酒屋に入れば馴染みのオレンジ髪を見つけた。
「あー、Aだー」
「いつも突然過ぎ、うざい」
「なんで?!てっちゃん泣いちゃう」
「もーうるさい」
完全に出来上がってるらしいこの男にため息を吐きながらも水を飲ませる私は最早こいつの親なのかと錯覚しそうになる。
「てつやの保護者がやっと来たね」
おい、ざわ聞こえてんぞ。
「A、てつやの事よろしくー」
りょうも。他人事もいい所だ。
「お前ら仮にも自分らのリーダーなんやから自分らでどうにかしりん」
「無理。俺ら次も行くし、こいつがAAうるさいんだもん」
じゃあよろしく、なんて言葉だけ残して去っていく5人に舌打ちをしてもこの状況は変わる訳もなく。
こいつをどう持って帰ろうかとむにゃむにゃと意味のわからん事を言い続けるてつやを見つめ私はまたため息を吐いた。
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作者名:heaven | 作成日時:2020年4月10日 1時