- 天使じゃない -

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side. A





サ『あー！おっそいよ！』


花火が終わってみんながいた場所に戻ると、
予想通り遅い遅いと怒るサグワ。

ごめんね、と買ってきたジュースを手渡し、

みんなで帰り道を歩き始める。


サ『A、今日も帰ったらゲームしよう！』


今日は負けないぞ！と戦闘態勢のサグワ。
けど、明日は朝早いんだよね。


「明日早いから今日は帰るよ。また今度しよう。」


ちぇっ、と口を尖らせるサグワは弟みたいで
本当に可愛い。


「拗ねちゃって子供だなあ〜。笑」

サ『あー！子供扱いやめてよ！』


一瞬ムッとしたサグワが何か閃いたあとに、
悪い顔して顔を耳に近づけてくる。


サ『ジンくんとのデート、楽しかった？笑』


私をからかい返して嬉しそうなサグワは
少し前を歩いていたジンくんの所に走っていった。



サ『ジンくん！A今日は帰るらしいから、送っていってあげなよ！』


２人でこちらを振り向いてきた時のサグワの悪い顔。





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