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4話 ページ4

るぅとside

結局僕は奈々様の目が覚めた日以外お見舞いに行かなかった
記憶が戻ってるかも、と思ったら怖くて仕方なかったから
車もいつも隣に座るけどママ達にバレないように足を強く踏んだりされる事が多かった
離れてもこっちおいで、なんて声だけ優しくして
無視したらあとから部屋で殴られるから近くに行くしかない
今日も無駄かな、なんて思いながらなるべく離れて座る
でも何も言われなかった

母「2人とも元気ない?」
父「喧嘩でもしたか?」
る「ううん、なんでもない」
な「大丈夫だよ〜」

チラッと奈々様の方を見るとこっちを見て少し不安そうな顔をしていた
なんでそんな顔するんだろう…
そんなこと考えてたら家に着いた

な「るぅとくん、俺の部屋行こ」
る「は、はい…」

え、嘘でしょ…
なんで?
何も言ってこなかったのに

な「早く行こ」

嫌だ
あの部屋には入りたくない

な「るぅとくん?」
る「ぃ…や…」

ダメ
こんなこと言ったら…

な「るぅとくん大丈夫?震えてるよ?」
父「どうした?」
な「るぅとくんが震えてて…」
母「あら…奈々、部屋まで運んであげて」
な「わ、分かった」

嫌だ…っ
2人きりになりたくない…

な「…」ギュッ
る「ッ!?」
な「大丈夫、大丈夫だから…」
る「…」

なんでこんなに優しいの…?
ほんとに記憶喪失なの…?

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紗奈(プロフ) - stxxxにタグを変えてください (2022年9月30日 0時) (レス) id: f13dba8896 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - 奈々様にそんな思いがあったなんて… (2022年9月11日 10時) (レス) @page29 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆうらまる*(プロフ) - この話好きです!更新待ってます! (2022年8月17日 16時) (レス) @page5 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ遊び | 作者ホームページ:ないですっ!  
作成日時:2022年8月13日 10時

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