記憶を失って【苺】

1話 ページ1

奈々side

な「、、、？」

どこか分からない場所で目が覚めた
とりあえず起き上がってみる
部屋を見渡すけど見たことがない物ばかり

な「ここどこ、、、」

小さく呟いた時

ｶﾞﾗｯ

部屋のドアが開いた
そこから入ってきたのは大人が2人とひょこっと覗き込む男の子が1人
誰だろう、、、

「奈々か、、？」
「起きたのね！」

奈々、、？
俺の名前かな
見るからに親っぽい

な「うん、おはよう」

それっぽく対応したけどこの体の持ち主がどんな口調だったかなんて分からない
でも2人は笑って

「おはよう」
「良かった、、」

と言ったから大丈夫だったみたいだから2人は親なんだろう

母「ほら、るぅともおいで」

るぅと、、？
誰？

「え、えっと、、大丈夫ですか、、？」

怯えてる？
それに喋り方がすごく丁寧

父「俺たちは仕事があるから、るぅと、お兄ちゃんのことしっかり見といてやれよ？」
「うん、、」
母「じゃあね」
な「うん、また」

2人は仕事に向かい
俺とるぅとくん2人きりになった

る「、、、」

全く喋らない
ずっと下を向いて立ってる

な「、、ねぇ」
る「は、はいｯ」ﾋﾞｸｯ

絶対何かある
なんでこんなに怖がられてるんだろう

な「何かあったの、、？」



る「、、へ？」

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