22小節目 ページ31
悪魔学校バビルスは教科数が多い。だがその教科全部を受けなきゃいけないわけではなく、一部は選択授業として扱っている。
選ぶ教科は自分で決めるのだが…
「Aちゃん選択授業決まった?」
『まだ……』
「おー死にかけ」
なにせ今まで選択してきた事が少ないのだ。急に選べといわれても簡単に決められるわけがない。
『2人共なんか良い案ない?』
「そー言われてもなぁ〜…この音楽科じゃダメなわけ?」
『いや授業でも音楽とか飽きるでしょ』
「本当に音楽家の娘かお前」
というか事前に授業内容聞いたらヴァイオリンの指導は無いようだったし、行っても意味が無いと言いますか…なんというか…
「てかAちゃんはどんな授業がいいの?それわかんないと僕らもアドバイス出来ないよ〜」
『確かに。そうだなぁ〜……新しい自分を見つける、とか?』
これまでの人生、ずっと本とヴァイオリンだけだった。だから学生になったこのタイミングで新しい事をやってみたい。…まぁその第一歩になる処刑玉砲出来なかったんですけどね
「…それなら」
「「これじゃね?/これじゃない?」」
『どれどれ?』
2人が指差した教科は“サキュバス先生の誘惑授業”。女子限定の授業で初心者からでも大丈夫と書いてある。…誘惑…
「なーんて…」
『良いね!これにする!2人共ありがとうね!!』
「「え」」
ずっと握ってたペンでマルをして提出しに行く。その時にチラッとクララさんの用紙が見えたが、彼女も誘惑授業に行くらしい。
『クララさんも誘惑授業なんだ』
「うん!イルマちをメロメ…ハッ!!…な、なんでもないよ〜」
『?…あ、イルマさんは座学受けるんだ』
「座って平穏に受けれる授業が良くて…」
座学でも先生の性格とか授業の進め方によっては平穏に受けれない気がするけど…言わないでおこう。
それでクララさんはどうしたんだろう…?イルマさんが来た途端に理由を濁らせたようだったけど…
「キラキラちゃん、耳かして」
『うん?良いよ』
クララさんの身長に合わせた体制にして耳をかす。
「あのね、イルマちをメロメロにしたいんだ」
なるほど…最近クララさんとアズさんと一緒に行動してるイルマさんあんま見ないし、それが原因なのかな
『そうなんだ…頑張ってね!』
「うん!!!」
――――
「……冗談のつもりだったんだけど…」
「あはは…僕も…」
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朱莉(プロフ) - ジアさん» おぉ!!やりましたかジアさん!!あれ美味しいですよね〜!こちらこそ癒やしになれたのなら幸いです!!沢山読んでくださりありがとうございます!!! (2022年11月20日 17時) (レス) id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 何周目か分かりませんが毎回楽しませていただいております!そしてポテト+ソフトクリームに先日感動しましたことをご報告致します笑。小説とデザートセットで癒しを下さってありがとうございました!また読みにきます! (2022年11月20日 15時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ジアさん» ジアさん!!こちらこそいつもコメントありがとうございます!!ポテトにソフトクリームはマジで美味しいです。やる場合は温度差と食べ過ぎでお腹壊さぬようお気を付けください笑 (2022年10月9日 23時) (レス) id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます!ポテトにソフトクリーム私もやってみようとおもいました笑 (2022年10月9日 23時) (レス) @page49 id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 朱莉さん» 返信ありがとうございます!パスワード件、了解しました‼︎ (2022年10月3日 15時) (レス) @page34 id: 5882a1f8ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱莉 | 作成日時:2022年9月19日 14時