― ページ21
『リードさんが悪いんですからね』
「…へ？」
リードさんを一気に自分の方へ引き寄せて、顔に接近する。リードさんも察しがついたのか黙って抵抗しなかった。そんな彼の頬に…
『……えいっ！！！』
「いっっった！！！！！」
デコピンならぬホホピンを食らわせる。
「？？？なんで？？」
『痛めつけられたら痛めつけ返す。悪魔として当然のことをしただけ！！！そんな疑問そうな顔で見ない！！！』
とは言ってもホホピンなら傷も出来ないしフェアではないけど…私自身がスッキリしたのでよし！！！
『今回はこれで許すけど、次やったら容赦しないから！！！わかった！？』
「う、うん…？」
彼は生返事をして頬を押さえながらまだ疑問そうな顔をしている。
『なにか質問があるならハッキリ言って』
「傷を付けちゃった責任としての結婚は…」
『そんなの求めてない！！！』
「えぇ…」
なんだなんだ。リードさんはムルムスの財産を元から狙ってて私に怪我でもさせたのか。ホホピンもう一発行くか？？
「えーっと…許してくれたってことで良いんだよね…？」
『うん正直痛いこと以外大して気にしてないし』
ただ、約束を守ってくれなかったリードさんのことを苦手気味にはなった。…とは言わないでおこう。
あまり人に対して苦手とか言っちゃいけないのは幼い頃に習ったからね。
『これからよろしく、リードさん』
「うん、よろしくね。……………えっと名前は」
『A』
「…Aちゃん」
彼は照れくさそうにへにゃ…とした笑顔で私の名前を呼んだ。
「クロケル八着、イクス九着」
「Aちゃ〜ん！」
『エリザベッタさん！！じゃあリードさんまた』
「うん！本当にごめんね〜！」
最後にもう一回謝ってくれたリードさんに一礼してからエリザベッタさんとケロリさんの元へ向かう。
「Aさん…どうかしました…？」
『別になんでもないよ〜…』
……苦手とか言っといてあれだけど…
笑顔、可愛かったな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朱莉(プロフ) - ジアさん» おぉ！！やりましたかジアさん！！あれ美味しいですよね〜！こちらこそ癒やしになれたのなら幸いです！！沢山読んでくださりありがとうございます！！！ (2022年11月20日 17時) (
レス) id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - 何周目か分かりませんが毎回楽しませていただいております！そしてポテト＋ソフトクリームに先日感動しましたことをご報告致します笑。小説とデザートセットで癒しを下さってありがとうございました！また読みにきます！ (2022年11月20日 15時) (レス) id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - ジアさん» ジアさん！！こちらこそいつもコメントありがとうございます！！ポテトにソフトクリームはマジで美味しいです。やる場合は温度差と食べ過ぎでお腹壊さぬようお気を付けください笑 (2022年10月9日 23時) (レス) id: 4569dbbd6e (このIDを非表示/違反報告)
ジア(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！ポテトにソフトクリーム私もやってみようとおもいました笑 (2022年10月9日 23時) (レス) @page49 id: d7f57840b3 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 朱莉さん» 返信ありがとうございます！パスワード件、了解しました‼︎ (2022年10月3日 15時) (レス) @page34 id: 5882a1f8ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朱莉 | 作成日時：2022年9月19日 14時
