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『勝手に出てって悪かったよ』
「は？違うんだけど」
まじ？俺が勝手に出て行った事に怒ってるんじゃないんだ
「なにハンターなんかになってるの」
『あ、そっち？』
イルミはめっちゃくちゃマイペースで
子供の頃はよく乱されてたんだよなぁ。だからたまには俺も煽っていいよね？
「ねえ、俺怒ってんだけど」
『彼女かよ』
怒りを含んだ声で、イルミは距離を詰め頸動脈に針を当てた。新武器？いいじゃん針
『俺の話聞いてくれる？』
「内容次第」
なんで俺がハンター試験受けたかって？
まあ御託なんていくらでも並べちゃうよ
『大半は特有の好奇心だよ、知見は広げろっていうじゃん
それに、暗殺ってのは本来一方的な殺意に依る行為な訳で
もし依頼が自分の手に届かないようなものだったら？
今の時代プロハンターに不可能なことは殆ど無いわけで、今のうちからその可能性は潰しておいた方がいいと思ったしーーー』
成長を重ねるにつれて、俺って素直じゃなくなったなあ
殺し屋のくせにぺらぺらよく喋ってさ
本当の自分隠すのが癖になっててさ、気まぐれになっててさ
でも、イルミにまで隠す必要無くないか？
唯一無二の片割れにまで自分を隠し始めたら
俺って誰に本心を見せれるんだよって
『……幼い頃、親父に言われたんだよ』
『俺とイルミは、ずっとは一緒にいられない。いつか離れる時が来るって』
「ああ、それね。覚えてる」
『俺、それ聞いてショックだった。
イルミとはずっと一緒だって信じて疑ってなかったんだよ
双子といえどイルミは長男で、俺は結局次男で
イルミがうちの家業継いだら
確かに俺は用無しになるかもしれないだろ？
でも、早いうちからハンターになっていれば。
俺がイルミの知らないことを知っていれば、暗殺だけじゃなくてもなんかしら使える駒にはなれるだろーし、って』
「つまり、俺のためにハンターになったってこと？」
『違うよ、自分の為。俺がイルミとずっと一緒にいれるにはそれがいいと思ったんだ』
段々弱々しくなる俺に、イルミはなんだそれ。と一蹴した
ああやっぱそうだよな、結局自己理由で勝手にそんな事して嫌われたかな
「俺がいつAと離れるって言った？親父の話勝手に鵜呑みにしないでよ」
「離れるつもりなんてない、離してやったりもしない
Aは俺のなんだからって言わなかったけ？」
.
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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
