41 ページ43
side.Clint
最近随分遠方の任務が多くなかなか日帰りで帰ってくることが難しくなっている
帰りのジェットで俺の心はソワソワと落ち着かない
「やだもうせっかく任務が終わったってのにソワソワしちゃって」
「なんだよナターシャ」
ナターシャが俺をバカにするような口ぶりで言ってきたがあいつはニヤニヤと笑ってるだけだ。
早く戻ってAの顔が見たい、あいつのことバカにして怒る顔が見たい。話がしたい
Aのことを考えながらジェットを自動操縦に切りかえ目を閉じた
____________________
「2人共ご苦労だったな、」
本部につきジェットを降りればコールソンが俺らを迎えてきた
「なんか単純な任務だったのに思ったより手こずっちゃったわ」
「結果的に何も問題なく完了しているんだ、かまわないよ」
2人が話をしているが俺はそれを他所にとりあえずAの部屋へと足を進めようとしたが、コールソンにとめられた
「なんだ?生憎俺は急いでるんだ」
少しイラついてしまった
コールソンは悲しい表情をしてきて自分の態度を反省しようとした時。コールソンの口からしんじたくもないことが発せられた
「いないんだ、Aはもう」
「は?」
「どういうこと?」
全くと言っていいほど理解ができない、どういうことだ
コールソンは1つずつ言葉を解いて言った
「必ず戻ってくるから、別れはしたくないってな
Aらしいのかわからない……我が娘ながらわがままな子だよな……」
「A…………」
コールソンの話は半分頭に入ったが半分理解できなかった
Aがいない?そんなわけないだろ
気づいたら俺は走り出していてAの部屋の扉を勢いに任せて開けた
視界には俺を待つAの姿なんてなく、ベット1つだけがある何も無い空間だ
まるでそこには最初から何もいなかったと思わせるほどに
「嘘だろ、。」
建物中を探した、2人でよく話したバルコニーにだっていなかった
あいつを担当していた看護師でさえあいつの居場所は知らなかった
「なんでだよ」
Aの部屋に戻ってベッドに座れば、微かにあいつの匂いが空気を舞った
「……バートン」
「なんでいっちまったんだろうな、何も言わねえで」
「Aだって寂しいのよ」
ナターシャの言葉は分かっていたが理解したくなかった
109人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリー - 凄く面白いです!大変だとは思いますが更新頑張って下さい!楽しみにしています (2019年9月26日 16時) (レス) id: 4a49b07a13 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - 刹那さん» はじめまして!とっても嬉しいコメントありがとうございます!ぜひ最後までお付き合いくださいませ!! (2019年9月23日 8時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 初めまして!ホークアイ落ちの小説待ってました!!ありがとうございます!すごく面白くて、これからどうなっていくんだろうってわくわくします!更新頑張ってください! (2019年9月19日 23時) (レス) id: f050d91d12 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - かなとさん» かなと様、ご指摘ありがとうございます!よく見ないでおりました、大変ありがとうございます。 (2019年9月19日 20時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月19日 19時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リオハ | 作成日時:2019年9月19日 18時