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「因みに教えるの得意?」

『擬音語説明で良ければ…』

「あっダメなやつだこれ!」

『否定は出来ない!』

「あ゛〜休み潰れるよぉお」

「みんなの休みの予定って…」

「よくぞ聞いた!!!」


さっきの悶えが嘘みたいに急に元気になったな


「魔界には遊び場がいっぱい!遊園地ウォルターパーク!」

「血みどろプール、絶叫フェス!ショッピングなら吸魂の館!」

「あちこちで祭りもやってるし!」

「師団で合宿とか」

「忙しいわよねぇ」


キャッキャしてる…でも確かに楽しそう…引き籠もり予定の私も興味がそそられる。


『やっぱり皆でお出かけもしたいよね』

「良いね!イルマくんも行こうよ!」

「一緒に遊ぶでござるよ〜」

「うん!!」


うわワクワクしてきた。これは楽しい終末日に…!


「まぁテストを乗り切ればの話だがな」


そうだった……


「ちなみに補習の監督官は私だ」

「あ゛あ゛あ゛死の日々(デス・ロード)!!!」


勉強するやる気早く帰ってこい!今帰ってこないと後で後悔するぞ!!


「わぁぁ!!」

『何!?』


幽霊でも見たような声出して…


『怖っ!!』

「バラム先生!?」


あバラム先生か…いや実際見たら怖…


「元気そうだなシチロウ」

「やぁカルエゴくん」


!??…ってそっか…


「あの〜お二方の関係って?」

「同級生。元・悪魔学校の生徒でね」


忘れてた。いやでも覚えててもこれはビックリしてた…でもそれ以上に…


((カルエゴ先生…仲の良い悪魔いたのか…!!))


実物を見るとやっぱりこのヒトはこういうヒトだって認識が深く染みつくので何回も言うようだけど知っていても凄くビックリする。

―――

「入間軍が図書室で勉強してんだって、見に行こー」

『勉強してること見に行くってなに』

「そのまんま」

『…まぁ教科書をこれ以上も見たくないし息抜きに行こっか』

「息抜きに勉強してること見に行くってなに」

『知らん…いっそのことアホ全員で行く?』


皆も勉強したくなさそうだし。


「そうね行こうかしら」

「それなら私も!!!」



「正解の方が多い…!」

「やったね入間ち!よろこびダンスしよー!!」

「『……」』

『…入間くん凄いね』


…苦手なのに毎日勉強頑張って点数を伸ばしてる。人間界とは科目も違うし基礎を固めることも厳しいのに…

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作者名:朱莉 | 作成日時:2022年5月8日 9時

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