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40話 ページ18

「おーすごいギャラリー」

「そりゃ王の教室(ロイヤル・ワン)の開放日だもん」


出店なんかも出てるしかなり賑わっている。数百年ぶりの開門?だしそれは気になるよね〜


「いや〜それだけじゃないと思うよ〜」

「リードに負けたオリアス先生!」

「ん゛っ一言多いな…みんな王の教室(ロイヤル・ワン)だけじゃなく君たちを見にきてるんだよ…」

「俺たちを?」

「そりゃ称賛するでしょ、カルエゴ先生に無茶な勝負した挙げ句見事に勝利を収めてとんでもないものを手に入れた。」

「君たちは 変なクラス から 変だけどすごいクラス になったってわけだ。だからもっとハシャい…で…」


能力を褒められてるってことでしょ?そういうの慣れてないし…なんかムズムズする…


『あっリードくん照れてやーんの!』

「Aちゃんとイルマくん!…Aちゃんイルマくんの近くにいても大丈夫になったんだね!」

「いやまだ半径1m以内には入らせてくれないぞ」


あ本当だよく見たら1mくらい離れてる。


「言っとくけどこんな照れるような事になったのAちゃんのお陰でもあるからね?」

『う…冷やかしたけど私もちょっとむず痒いというか…あんましこういうのは慣れてないから…そういう事言うのはやめて…』

「あれ?照れてんの?」

『違うし!』


でもAちゃんのお陰でもあるのは事実だし、ちゃんと感謝しないとね


「ありがとねAちゃん」

『もう、今回1番活躍したのは入間さん!そういう御礼は入間さんに…』

「いやお前のお陰でもある。」

『……え?』

「用務員さん達に声掛けして集めてくれたんだろ?しかもあのボロボロ具合を見るに色々作業もしてくれたみたいだし…」


イルマくんが話しながらAちゃんに近づく。…そして目の前に立ってAちゃんの頭を撫でながら笑って言った。


「ありがとな、A。」

『……〜〜っ!!!!』


えこれAちゃん大丈夫?確か約束してたのって名前呼ばない、目を合わせない、半径1m以内に入らないじゃ…


『えっ、あっ…その…えっっと…』

「あらあらAちゃんお顔真っ赤よ?」

『〜〜!!……入間っさん…手、離してください…』

「約束破っちまって悪いな。」

『いや、だから…離して…』


あーあー、俯向いちゃった。…!


「あっれ〜?Aちゃん、照れてんの〜?」


顔を覗き込んでほぼ煽りながら聞いてみる


『……そう、だよ…』

「……」

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作者名:朱莉 | 作成日時:2022年5月8日 9時

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