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終わりは突然に ページ10

それから暫く経ち。

『残り 20人と なりました』

「あと少しだね!頑張ろ・・・」

と。言い終わらないうちに。

「・・っ・・・!」

紅が消えた。

「誰が・・・!?」

と、葉の横を何かがもの凄い速さで通った。

アレか・・・!

ソレは、葉の方に向かって来る。

「危ない!」

すんでのところで葉が避ける。葉の一直線上にいた女の子にあ

たり、その女の子は砂のように消えた。

直後、葉に当たり、葉は倒れてそのまま消えた。

とりあえず、ここから逃げないと・・・!

「花開き、我に力を!」

花の茎で道を塞いでおき、そこから走って逃げる。

ただ、消えるのは時間の問題だ。



予想通り、すぐに追ってきた。

もの凄い速さでこっちに向かってくる。

「花開き、我に力を!」

とりあえず、植物の蔓で道を塞いでおく。

しかし。

それに気づいていないのか、さっきと変わらない速さでこっ

ちに向かってくる。

そして。


ブチッ!!


蔓を切って、私にぶつかった。


  *


気づくと、私は教室にいた。

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作者名:しろいゆき | 作成日時:2018年1月22日 21時

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