小さな主と神様の戯れ 第4巻〜新たな予感編〜【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

第140話 奇跡の救世主 ページ41

No side

大太刀との先頭で中傷になった今剣。動けなくなった今剣を確認したい大太刀は今度こそと桜雪を狙う。
コナン「危ない！！」
樹「桜雪！！」
安室が咄嗟に庇った時、桜雪の胸元が強い光を放った。
その眩い光に目が眩む大勢の人達。大太刀も動けずにいる。

その光が収まって、目を開けるとそこには居なかった…もうこの世界のどこにもいないはずの審神者服を着た葵の姿だった。

安室「！？」
今剣「あおい…さま…？」
樹「姉……さん？」

葵は掌から息を吹きかけ、その空気を受けた人間は全てその場で倒れて眠ってしまった。
時の政府の役人達、樹、今剣、こんのすけ、大太刀、そして安室とコナンと哀…この14人を除いて…
コナン・哀「！？」
コナン「蘭姉ちゃん！！」

そこに、外の時間遡行軍を全て倒したのか、刀剣男士達が避難場所に着た。
安定「これって……」
堀川「何が、どうなって……」
五虎退「ど、どうして…あ、葵様が……」
刀剣男士達はこの状況に言葉が出ない。

葵は大太刀と向き合い、霊力で自分の手から鈴を出した。
葵「あなたの相手は私よ？(微笑み」
その挑発に乗った大太刀は容赦なく葵に斬りかかる。
今剣「あおいさま！！」
葵はその攻撃を受ける前に大太刀に攻撃を仕掛ける。鈴で穢れを払うように…それを続けていくと、大太刀は破壊された。
葵「ふぅ…これで倒したわね。」

こん「葵様…？何故…ここに…葵様は既に亡くなって………」
葵「そうね…確かに本物の私はもうこの世に居ないわ。でも、霊力は残してた。」
前田「それって！！」
葵「私は死ぬ前に桜雪にお守りを渡した。私が持っていた、私の霊力を込めたお守り…それを桜雪はずっと首からぶら下げていたはずよ。」
石切丸「確かに、桜雪はお守りを持っていた、けど…こんなこと……」

葵「あらあら、みんなボロボロね…ﾌｰｯ」
葵はさっきと同じように掌から霊力を放出し、それを浴びた刀剣男士達は全振り回復した。
今剣「ていれ、が……」
葵「今剣、おいで！」
今剣「！！あおい、さま……うぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん！！(泣」
今剣は泣きながら葵の胸に飛び込んだ。
岩融「泣くでない！今剣よ！(泣」
今剣「岩融だってないてます！！あおいさまに、またあえるなんて……うぅ…」
葵「ﾌﾌｯ…今剣は相変わらずね……
皆、聞いて欲しい事があるの…」
その言葉を聞いた刀剣男士達は葵の言葉に耳を傾けた。

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