小さな主と神様の戯れ 第4巻〜新たな予感編〜【刀剣乱舞】【名探偵コナン】

第121話 また再会と真実 ページ22

No side

軽食も終え、喋りながら待っていると…
ｶﾗﾝｺﾛﾝ
桜雪「！！」
安室「お疲れ様です！梓さん！」
梓「安室さん、お疲れ様です！安室さんにお客さんですよ！私、買い出しに行ってきますね！」
安室「！！…あ、はい、行ってらっしゃい。」
梓が指さした先に居たのは、昨日の客だった桜雪と三条(石切丸)だった。他は初対面。
安室は準備した後、桜雪達が居る席に向かった。

安室「三条さん、桜雪ちゃん、いらっしゃいませ！僕に用事って何ですか？」
石切丸「実は、桜雪がまた君に会いたいと言って聞かなくてね……(苦笑)」
桜雪「ぱぱ！」(ｷﾞｭｯ
安室「！桜雪ちゃん、昨日も言ったけど、僕は君のパパじゃないよ。」
桜雪「ﾑｩ……ぱぱなの！！さゆき、わかるの！」
石切丸「安室さん、私達に嘘は通じないよ。」
安室「…………分かりました。今は梓さんも他のお客さんも居ないので話しましょう。」
清光「じゃあ……」
安室「はい、そうです。僕は葵の夫で桜雪の父親です。」
桜雪「ﾊﾟｧ)ぱぱ！」(ｷﾞｭｯ

三日月「では、俺達の事も知っているだろう。」
安室「えぇ、刀剣男士、刀の付喪神。葵との結婚の挨拶でお会いした事は勿論覚えてます。」
乱「1つ聞いてもいい？」
安室「はい、何ですか？」
乱「どうして事故で亡くなったなんて……」
安室「あぁ、それは僕が公安警察だからです。僕は警察学校を卒業した後、警察庁の警備局警備企画課に所属したんです。本来家族には公安である事は秘密にしなければならないのですが、葵とは幼馴染で僕が警察学校に入る前に結婚したので、話しておこうと…葵は元審神者という事もあり、嘘が通じなかったですし。」

物吉「それなら、桜雪様へ本当は生きていると伝えても良かったのでは…？桜雪様は葵様同様霊力が強く、嘘が通じません。」
安室「はい…公安警察であるだけなら僕も葵の前から姿を消したりしませんよ。
葵の妊娠が分かった時、僕はある組織への潜入捜査が決まったんです。僕は葵とお腹の中に居た桜雪を危険な目に合わせない為に、葵に説明して姿を消しました。」
三日月「それは誠のようだな……」
安室「はい。」

石切丸「でも、また会えるなんて！私達は嬉しいよ。」
安室「僕もです。
でも……僕は貴方達との約束を守れませんでした…葵が1番辛い時、桜雪が1番辛い時に側に居る事が出来なかった……」
石切丸「それは違うよ？」
物吉「はい！葵様が最期まで幸せであったのは確かです！桜雪様の笑顔が何よりの証拠です！」

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