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耳責めしないと出られない部屋◇炭治郎 ページ4

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〈耳責めすべし〉


またこの部屋なのか。

Aも炭治郎も1度この部屋を経験した事あるもの同士、お互いお題を確認するのが早かった。



『耳責め…?ってなんだろう』


Aは言葉の意味がわからずどうすればいいか分からない。


「…」

炭治郎は意味はわかったのだが行動に移せない。
黙っている炭治郎を見てAは炭治郎も耳責めの意味がわからないんだろうと思った。


『ふぅっ』

「う、おっ!?」


Aは試しに炭治郎の耳に息を思いっきり吹きかけてみた。


『あ、ごめんね。やっぱり開かないや。耳を責めるって書くからこういうことかと思ったんだけど…』

「いや、あってるけど…」

『…え?』


炭治郎は背中からがっしりとAを包み込むと、Aの髪を彼女の耳にかけた。

ゆっくり耳の位置に顔を持っていき、ふぅっとさっきAにやられた時よりも優しく息を吹きかける。

『ひゃ…』

「多分この程度じゃ駄目なんだと思う」

『っどういう…』


耳元で炭治郎が話すだけで擽ったい。

どうしていいか分からないAがとりあえず炭治郎に任せるべきだろうか、と考えていると耳に何か生暖かい物が触れた。

『た、たんじっ…』

耳を舐められていた。

Aは軽く身を捩ったが思ったよりもがっしりと掴まれていて身動きが取れない。


『うぅ〜っ…』

「…」


目をきゅっと閉じて睫毛を震わせて耐えるAの姿に炭治郎は目が離せない。


『っ〜』


炭治郎の舌が動く度に籠った水の音が聞こえる。


『うあっ…』

炭治郎が耳たぶをはむっと甘噛みした。


「柔らかい…」

舐められて濡れた所に吐息がかかるとひんやりして変な気分になる。


『〜〜っ…』


Aがもう限界だという時、ガチャっと扉の開く音がした。


「あ」

『開いた!!』


炭治郎はAを放して自分の羽織の裾でAの耳を拭ってやった。

何処か残念な気持ちになっている自分に炭治郎は少し呆れた。



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耳責めしないと出られない部屋◇善逸→←接吻しないと出られない部屋◇義勇



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mo - この夢小説大好きです!!!! (2020年1月4日 13時) (レス) id: 6d81f54855 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いずる | 作成日時:2019年9月15日 21時

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