impossible things 4th 【Kento.N,Fuma.K】

119 貴女side ページ19

貴女side








プールの件で色々と迷惑をかけてしまって





熱まで出して





その後は姉ちゃんにもマリくんにも





「知らない人についていかない」と





のあやふあに言うようなレベルの注意を受けた。








その件からも、早2ヶ月経った。








「「「ただいまぁ〜」」」








マリくんが2人を連れて帰ってくる。







貴「おかえり〜、のあとふあはすぐ手洗いうがい行ってきて〜」







「「はぁーい！」」







貴「マリくんもお疲れ様です。」





マリ「Aちゃんも、今日も一日家のことやってくれてありがとう！」







そう言ってポンポンと頭を撫でてくれる。







もう結構慣れたけれど、






最初はどうしても健人さんに重ねてしまって







辛くなって、その場から動けなることも数回あった。








その度にマリくんは何も聞かずに









隣に立ってゆっくり背中をさすってくれた。









貴「のあたち先にお風呂入らせちゃって大丈夫？」







マリ「うん、2人が上がったらご飯食べようよ」








貴「マリくんはお風呂あとでもいいの？」









そう聞くと、少しぽかんとした表情になって






マリ「Aちゃんお腹空いてるでしょ？
のあもふあちゃんも早く食べたいだろうし」







と、当たり前のように答える。






そうだ、マリくんはこういう人だった。

120→←118

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す